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世界中のトップホースが集まる凱旋門賞。
毎年豪華なメンバーがそろうだけに、馬券を買うときに気になるのが「1番人気はどれくらい勝っているの?」というところではないでしょうか。
日本のG1では「1番人気だから安心」と考えたくなることもありますが、凱旋門賞は世界各国から実績馬が集まるうえ、馬場状態や枠順などによっても結果が大きく変わります。
実際に過去を振り返ってみると、エネイブルやエースインパクトのように1番人気に応えて優勝した馬がいる一方、10番人気以下の伏兵が勝った年もあります。
では、凱旋門賞では本当に1番人気が勝てないのでしょうか。
この記事では、2016年から2025年までの過去10回を対象に、1番人気の成績や歴代優勝馬の人気、波乱となったレースを詳しく紹介します。
【この記事で分かること】
- 凱旋門賞の1番人気はどれくらい勝っているのか
- 過去10回の1番人気と着順
- 過去10回の優勝馬と単勝人気
- 10番人気以下から優勝した馬
- JRAの人気と海外オッズを見るときの注意点
※人気は原則としてJRAが発売した単勝馬券の最終人気をもとにしています。2026年9月19日時点。
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凱旋門賞は1番人気が勝てない?過去10回の成績をチェック
まず結論から見てみましょう。
2016年から2025年までの凱旋門賞を調べると、1番人気の成績は【3-1-1-5】となっています。
【凱旋門賞・過去10回の1番人気】
- 1着:3回
- 2着:1回
- 3着:1回
- 4着以下:5回
- 勝率:30%
- 連対率:40%
- 3着内率:50%
「1番人気は勝てない」というほどではありませんが、10回中7回は勝てていないことになります。
さらに半分の5回は3着以内にも入っていません。
世界最高峰の馬が集まる凱旋門賞だけに、1番人気だからといって簡単に勝てるレースではないことが分かりますね。
一方で、過去10回のうち3勝しているため、「1番人気は凱旋門賞で勝てない」と言い切ってしまうのも正確ではありません。
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凱旋門賞の過去10回の1番人気と成績一覧
では、実際にどの馬が1番人気になり、どのような結果だったのでしょうか。
2016年から2025年までの1番人気を一覧にしました。
| 年 | 1番人気 | 着順 | 優勝馬 |
|---|---|---|---|
| 2016年 | マカヒキ | 14着 | ファウンド |
| 2017年 | エネイブル | 1着 | エネイブル |
| 2018年 | エネイブル | 1着 | エネイブル |
| 2019年 | エネイブル | 2着 | ヴァルトガイスト |
| 2020年 | エネイブル | 6着 | ソットサス |
| 2021年 | ハリケーンレーン | 3着 | トルカータータッソ |
| 2022年 | タイトルホルダー | 11着 | アルピニスタ |
| 2023年 | エースインパクト | 1着 | エースインパクト |
| 2024年 | ソジー | 4着 | ブルーストッキング |
| 2025年 | アヴァンチュール | 11着 | ダリズ |
※単勝人気はJRA発売の最終人気を基準としています。
こうして並べると、かなり興味深い結果になっています。
特に目立つのがエネイブルでしょう。
2017年と2018年は1番人気に応えて連覇。
2019年も1番人気に支持され、史上初となる凱旋門賞3連覇を狙いましたが、最後はヴァルトガイストにかわされて2着となりました。
そして2023年には、無敗で凱旋門賞へ挑んだエースインパクトが1番人気に応えて優勝しています。
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凱旋門賞の過去10回の優勝馬は何番人気だった?
今度は逆に、過去10回の優勝馬が何番人気だったのかを見てみましょう。
| 年 | 優勝馬 | 単勝人気 |
|---|---|---|
| 2016年 | ファウンド | 3番人気 |
| 2017年 | エネイブル | 1番人気 |
| 2018年 | エネイブル | 1番人気 |
| 2019年 | ヴァルトガイスト | 9番人気 |
| 2020年 | ソットサス | 5番人気 |
| 2021年 | トルカータータッソ | 13番人気 |
| 2022年 | アルピニスタ | 2番人気 |
| 2023年 | エースインパクト | 1番人気 |
| 2024年 | ブルーストッキング | 2番人気 |
| 2025年 | ダリズ | 10番人気 |
過去10回では、1番人気が3勝。
さらに2番人気が2勝しているため、1~2番人気だけで10回中5勝しています。
これだけを見ると「やはり上位人気が強い」と感じますよね。
ところが一方で、
- 2019年:ヴァルトガイスト9番人気
- 2021年:トルカータータッソ13番人気
- 2025年:ダリズ10番人気
といった伏兵も優勝しています。
上位人気馬がしっかり勝つ年もあれば、二桁人気が一気に頂点まで駆け上がる年もある。
これが凱旋門賞の難しさであり、面白さでもあります。
人気だけでなく、凱旋門賞を実際に制した歴代の名馬や過去10年の結果を振り返りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
→凱旋門賞の歴代優勝馬一覧!過去10年の結果や連覇した名馬も紹介
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凱旋門賞で大波乱となったレースは?
過去10回の中でも特に驚かされたのが、2021年と2025年です。
2021年は13番人気トルカータータッソが優勝
近年最大級の波乱となったのが2021年の凱旋門賞です。
優勝したのはドイツ調教馬トルカータータッソ。
JRAの単勝オッズは110.5倍・13番人気でした。
1番人気のハリケーンレーンが3着、2番人気タルナワが2着に入るなか、13番人気のトルカータータッソがまとめて差し切って優勝しました。
【2021年凱旋門賞】
- 1着:トルカータータッソ/13番人気
- 2着:タルナワ/2番人気
- 3着:ハリケーンレーン/1番人気
この年のパリロンシャンは重馬場。
人気だけでは簡単に予想できない凱旋門賞を象徴するような結果となりました。
2025年は10番人気ダリズが優勝
そして記憶に新しいのが2025年のダリズです。
ダリズはJRAでは単勝23.2倍・10番人気。
決して上位人気ではありませんでした。
ところがレースでは、内から抜け出したダリズとミニーホークによる接戦となり、最後はアタマ差でダリズが優勝。
2着には2番人気のミニーホーク、3着には5番人気のソジーが入りました。
一方、1番人気に支持されたアヴァンチュールは11着。
2025年も、人気どおりには決まらない凱旋門賞らしい結果となりました。
2019年は9番人気ヴァルトガイストがエネイブルの3連覇を阻止
2019年も忘れられません。
この年の最大の注目は、2017年・2018年と連覇していたエネイブルの凱旋門賞3連覇でした。
エネイブルは単勝1.5倍の圧倒的1番人気。
直線でも先頭に立ち、3連覇まであと少しというところまで迫ります。
しかし、最後に外から伸びてきた9番人気ヴァルトガイストが差し切って優勝。
エネイブルは2着に敗れました。
「圧倒的1番人気でも勝利が保証されない」という凱旋門賞の難しさを感じさせるレースでしたね。
こうした波乱を見るときには、単勝人気だけでなく当日の馬場状態もあわせて確認しておきたいところです。
パリロンシャンの芝が日本とどう違うのか、重馬場になったときの特徴や日本馬への影響についてはこちらの記事で詳しくまとめています。
→凱旋門賞の馬場は日本と何が違う?ロンシャンの芝や日本馬への影響を解説
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1番人気で凱旋門賞を連覇したエネイブルはやはり別格
波乱について紹介してきましたが、もちろん強い馬が人気に応えて勝つ年もあります。
その代表がエネイブルです。
2017年は3歳牝馬として凱旋門賞へ挑戦し、JRA単勝1.8倍の1番人気。
好位から抜け出す強い内容で優勝しました。
翌2018年も1番人気に支持され、シーオブクラスの猛追をしのいで優勝。
【エネイブルの凱旋門賞】
- 2017年:1番人気/1着
- 2018年:1番人気/1着
- 2019年:1番人気/2着
- 2020年:1番人気/6着
なんと4年連続で1番人気。
そのうち2勝、2着1回という成績を残しています。
過去10回の「1番人気3勝」のうち2勝がエネイブルですから、近年の凱旋門賞における1番人気の好成績は、エネイブルの存在も大きかったことが分かります。
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日本馬が凱旋門賞で1番人気になったことはある?
ここで日本の競馬ファンとして気になるのが、日本馬が凱旋門賞で1番人気になったことがあるのかという点です。
過去10回では、JRAが発売する馬券で日本馬が1番人気になったケースがあります。
2016年マカヒキはJRAで1番人気
2016年に挑戦した日本ダービー馬マカヒキです。
前哨戦のニエル賞を勝って凱旋門賞へ進み、JRA発売の単勝では1番人気に支持されました。
ところが結果は14着。
一方、現地のオッズではマカヒキは1番人気ではありませんでした。
ここは凱旋門賞の人気を見るうえで、とても重要なポイントです。
2022年タイトルホルダーもJRAで1番人気
2022年にはタイトルホルダーがJRAの単勝1番人気に支持されました。
前年の菊花賞に続き、天皇賞(春)、宝塚記念を制して凱旋門賞へ挑戦。
日本から大きな期待を集めましたが、凱旋門賞では11着となりました。
優勝したのは2番人気のアルピニスタです。
このように、日本国内での人気には日本馬への期待や応援という要素も反映されやすいことを覚えておきたいですね。
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凱旋門賞はJRAと海外で人気やオッズが違う?
凱旋門賞のオッズを見るときに、必ず知っておきたいことがあります。
それが、JRAのオッズと海外のオッズは同じではないということです。
JRAで発売される海外競馬の馬券は、日本国内で購入された馬券によってオッズが決まります。
そのため、海外で高く評価されている馬と、日本で人気を集める馬の順位が異なることがあります。
分かりやすいのが2016年です。
JRAではマカヒキが1番人気でしたが、現地ではポストポンドなどがマカヒキより高く評価されていました。
【人気を見るときの注意点】
「凱旋門賞の○番人気」という場合、JRAの人気なのか、フランスのPMUなど海外のオッズを基準にしているのかによって順位が変わることがあります。
そのため、海外メディアの記事で「favorite(本命)」と紹介されている馬が、JRAでは1番人気ではないというケースもあります。
逆に、日本馬がJRAでかなり上位人気になっていても、海外ではそれほど人気していないこともあります。
凱旋門賞のオッズを比較するときは、「どこのオッズなのか」まで確認することが大切です。
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2026年の凱旋門賞は誰が1番人気になる?
2026年の凱旋門賞は10月4日(日)にパリロンシャン競馬場で行われる予定です。
ただし、2026年9月19日時点では本番までまだ期間があり、最終的な出走馬やオッズは確定していません。
日本からはメイショウタバル、アドマイヤテラが出走を予定しています。
今後の出走馬確定や枠順、馬場状態などによってオッズも大きく変化する可能性があります。
2026年の1番人気については、JRAの海外馬券発売開始後に最新オッズを追記予定です。
また、先ほど紹介したようにJRAのオッズと海外オッズでは人気順が異なる可能性があります。
本番直前には両方を比較してみるのも面白いですね。
2026年の日本馬や海外有力馬、前哨戦を終えた注目馬については、こちらの記事で最新情報をまとめています。
→凱旋門賞2026の出走予定馬は?日本馬・海外有力馬と注目馬を徹底解説
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まとめ
今回は、凱旋門賞の1番人気の成績や過去10回の優勝馬の人気、波乱となったレースについて紹介しました。
【今回のポイント】
- 2016~2025年の1番人気は【3-1-1-5】
- 1番人気の勝率は30%
- 2017・2018年エネイブル、2023年エースインパクトが1番人気で優勝
- 2021年は13番人気トルカータータッソが優勝
- 2025年は10番人気ダリズが優勝
- 2016年マカヒキはJRAで1番人気も14着
- 2022年タイトルホルダーもJRAで1番人気も11着
- JRAと海外では人気順が異なる場合がある
過去10回だけを見ると、1番人気は3勝。
決して「1番人気が勝てないレース」ではありません。
しかしその一方で、13番人気のトルカータータッソや10番人気のダリズが優勝するなど、大きな波乱が起きるのも凱旋門賞です。
世界中から実績馬が集まり、さらに枠順や馬場状態、斤量などさまざまな条件が絡むからこそ、人気だけでは判断しにくいレースといえるでしょう。
2026年はどの馬が1番人気となり、そしてその人気に応えることができるのか。
本番が近づいたら、JRAと海外のオッズの違いにも注目してみたいですね。
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