凱旋門賞は牝馬が強い?斤量や歴代優勝馬から理由を考察

※当サイトはプロモーションを含んでいます

海外競馬

スポンサーリンク

 

スポンサーリンク

凱旋門賞の歴代優勝馬を見ていると、意外と牝馬の名前が多いことに気づきます。

トレヴ、エネイブル、アルピニスタ、ブルーストッキング……。

いずれも凱旋門賞を制した名牝です。

特に近年は牝馬の活躍が目立っており、2016年から2025年までの過去10年では、なんと牡馬5勝・牝馬5勝となっています。

これを見ると、

「凱旋門賞って牝馬が強いの?」

「牝馬の斤量が軽いことも関係している?」

と気になりますよね。

確かに凱旋門賞では、牡馬と牝馬で負担重量に差があります。

さらに3歳牝馬は古馬の牡馬と比べてかなり軽い斤量で出走するため、凱旋門賞を予想する際にも注目されやすい存在です。

ただし、「斤量が軽い=牝馬が有利=勝ちやすい」と単純に考えるのは少し違います。

この記事では、凱旋門賞で牝馬が本当に強いのか、近年の優勝実績や斤量差、歴代の名牝などを振り返りながら考えていきます。

【この記事で分かること】

  • 凱旋門賞で牝馬は本当に強いのか
  • 過去10年の牡馬・牝馬の優勝回数
  • 凱旋門賞における牡馬と牝馬の斤量差
  • 3歳牝馬の斤量が注目される理由
  • トレヴやエネイブルなど歴代の名牝
  • 斤量だけで牝馬の強さを説明できない理由

※この記事は2026年9月13日時点の情報をもとに作成しています。

スポンサーリンク

凱旋門賞は牝馬が強い?

結論からいうと、近年の凱旋門賞で牝馬が非常に高い実績を残しているのは事実です。

ただし、「牡馬より牝馬の方が有利なレース」とまで言い切るのは難しいでしょう。

まずは実際の結果を見てみます。

過去10年は牡馬5勝・牝馬5勝

2016年から2025年までの凱旋門賞優勝馬を、性別と一緒に並べると次のようになります。

優勝馬 性齢
2016年 ファウンド 牝4
2017年 エネイブル 牝3
2018年 エネイブル 牝4
2019年 ヴァルトガイスト 牡5
2020年 ソットサス 牡4
2021年 トルカータータッソ 牡4
2022年 アルピニスタ 牝5
2023年 エースインパクト 牡3
2024年 ブルーストッキング 牝4
2025年 ダリズ 牡3

【2016年~2025年の優勝回数】

  • 牡馬:5勝
  • 牝馬:5勝

過去10年では、きれいに半分ずつとなっています。

そのため、数字だけを見れば「牝馬の方が牡馬より強い」とまでは言えません。

一方で、世界最高峰の芝2400m戦で、牝馬が牡馬と互角の優勝実績を残していることは注目したいところです。

凱旋門賞では「牝馬だから牡馬より評価を下げる」という考え方は、少なくとも近年の結果を見る限り必要なさそうですね。

2011年以降は牝馬の優勝が目立つ

もう少し期間を広げると、牝馬の活躍がさらに目立ちます。

2011年以降に凱旋門賞を制した牝馬を見てみましょう。

【2011年以降に凱旋門賞を勝った牝馬】

  • 2011年:デインドリーム
  • 2012年:ソレミア
  • 2013年:トレヴ
  • 2014年:トレヴ
  • 2016年:ファウンド
  • 2017年:エネイブル
  • 2018年:エネイブル
  • 2022年:アルピニスタ
  • 2024年:ブルーストッキング

特に目を引くのが2011年から2018年です。

この8回のうち、牝馬は7勝しています。

2015年にゴールデンホーンが優勝した以外は、すべて牝馬でした。

この時期の結果だけを見れば、「凱旋門賞は牝馬が強い」というイメージを持つのも不思議ではありません。

ただ、2019年以降は牡馬の優勝も増えています。

そのため、「牝馬が常に有利」というより、「凱旋門賞では牝馬も非常に高い実績を残している」と考えるのが自然でしょう。

【関連記事】

過去の優勝馬については、凱旋門賞の歴代優勝馬一覧!過去10年の結果や連覇した名馬も紹介で詳しくまとめています。

スポンサーリンク

凱旋門賞で牝馬が強いと言われる理由は?

では、なぜ凱旋門賞ではこれほど牝馬が活躍しているのでしょうか。

真っ先に思い浮かぶのが斤量ではないでしょうか。

凱旋門賞では年齢や性別によって負担重量が異なります。

ただし、斤量だけですべてを説明することはできません。

ここからは、牝馬の活躍を考えるうえで特に気になるポイントを見ていきましょう。

牝馬には斤量のアローワンスがある

凱旋門賞で牝馬を考えるうえで、まず知っておきたいのが牝馬のアローワンスです。

近年の凱旋門賞では、同じ年齢区分であれば牝馬は牡馬より軽い負担重量で出走します。

例えば2025年の凱旋門賞では、次のような重量でした。

区分 負担重量
4歳以上牡馬 59.5kg
4歳以上牝馬 58.0kg
3歳牡馬 56.5kg
3歳牝馬 55.0kg

同じ年齢区分の牡馬と牝馬では1.5kgの差があります。

2400mを走る凱旋門賞で、この重量差はチェックしておきたいポイントの一つです。

ただし、このアローワンスは単純に「牝馬を有利にするため」というより、性別による条件差を調整するために設けられているものです。

そのため、「牝馬は1.5kg軽いから有利」とだけ考えるのではなく、馬自身の能力や適性とあわせて見る必要があります。

3歳牝馬はさらに軽い斤量で出走する

斤量という意味で特に注目されやすいのが3歳牝馬です。

2025年の条件では、3歳牝馬は55.0kg

4歳以上牡馬の59.5kgと比較すると、4.5kgの差があります。

過去には3歳牝馬が凱旋門賞で素晴らしい結果を残してきました。

【近年の主な3歳牝馬優勝馬】

  • 2011年:デインドリーム
  • 2013年:トレヴ
  • 2017年:エネイブル

いずれも3歳牝馬として凱旋門賞を制覇しています。

さらに2025年には、3歳牝馬ミニーホークが55.0kgで出走し、優勝したダリズにアタマ差まで迫りました。

こうした結果を見ると、3歳牝馬の斤量条件が注目される理由も分かりますよね。

ただし、3歳牝馬だから必ず好走するわけではありません。

斤量だけでなく、その馬が古馬を含む世界トップクラスを相手に戦える能力を持っているかを見ることも大切です。

【関連記事】

凱旋門賞はなぜ3歳馬が有利?斤量差や古馬との違いを徹底解説で、3歳馬と古馬の斤量差を詳しく紹介しています。

世界トップクラスの牝馬が結果を残している

そして忘れてはいけないのが、凱旋門賞を勝った牝馬そのものが非常に高い能力を持っていたことです。

例えばトレヴとエネイブルは、それぞれ凱旋門賞を2連覇しています。

アルピニスタは5歳、ブルーストッキングは4歳で優勝しました。

つまり、3歳牝馬の軽斤量だけでは、近年の牝馬の活躍すべてを説明できません。

「牝馬だから勝った」のではなく、「世界トップクラスの牝馬が凱旋門賞でも能力を発揮した」と考える方が自然でしょう。

斤量は重要な条件の一つ。

しかし、それを生かせるだけの能力や2400mへの適性、当日のコンディションなどがそろって初めて結果につながると考えたいですね。

スポンサーリンク

凱旋門賞を勝った歴代の名牝

凱旋門賞で牝馬が強いと言われる背景には、歴史に残る名牝たちの存在もあります。

ここでは近年の凱旋門賞で特に印象的だったトレヴ・エネイブル・アルピニスタ・ブルーストッキングを振り返ります。

トレヴ|2013年・2014年連覇

日本の競馬ファンにとっても印象深い名牝がトレヴです。

2013年の凱旋門賞では3歳牝馬として出走しました。

この年、日本から挑戦していたのがオルフェーヴル。

前年の2012年に2着だったこともあり、日本馬初制覇への期待が高まっていました。

しかし、トレヴが直線で抜け出し、オルフェーヴルに5馬身差をつけて優勝。

さらに翌2014年も勝利し、凱旋門賞2連覇を達成しました。

3歳時だけでなく、4歳になってからも優勝している点は注目したいところです。

エネイブル|2017年・2018年連覇

近年の凱旋門賞を代表する名牝といえば、やはりエネイブルでしょう。

2017年に3歳牝馬として優勝。

翌2018年にも勝利して2年連続優勝を達成しました。

さらに2019年にも凱旋門賞へ出走。

3連覇を目指して直線では先頭に立ちましたが、最後にヴァルトガイストに差されて2着となりました。

それでも、3年連続で1着・1着・2着という成績は圧巻ですよね。

3歳時と4歳時に勝ち、5歳時にも2着。

エネイブルの成績からも、牝馬の凱旋門賞での強さを「3歳時の軽斤量」だけで説明できないことが分かります。

アルピニスタ|5歳牝馬で2022年優勝

アルピニスタは2022年の凱旋門賞を制しました。

このときは5歳牝馬・58.0kgで出走しています。

3歳牝馬が斤量面で注目されることの多い凱旋門賞ですが、アルピニスタは5歳で頂点に立ちました。

古馬牝馬でも十分に凱旋門賞を勝てることを示した一例といえるでしょう。

ブルーストッキング|4歳牝馬で2024年優勝

2024年の凱旋門賞を制したのが、4歳牝馬のブルーストッキングです。

負担重量は58.0kg。

2着アヴァンチュールを1馬身1/4差で退けて優勝しました。

2022年のアルピニスタ、2024年のブルーストッキングと、近年でも古馬牝馬が凱旋門賞を制しています。

3歳牝馬だけに注目するのではなく、実績のある古馬牝馬もチェックしておきたいですね。

スポンサーリンク

牝馬の斤量だけで凱旋門賞が有利とは言えない

ここまで見ると、「やっぱり牝馬は斤量が軽いから有利なのでは?」と思うかもしれません。

確かに斤量差は無視できないポイントです。

しかし、斤量だけで凱旋門賞の結果を説明することはできません。

過去10年では牝馬が5勝していますが、牡馬も同じ5勝。

さらに牝馬の優勝馬を見ても、3歳のトレヴやエネイブルだけでなく、4歳のファウンドやブルーストッキング、5歳のアルピニスタもいます。

凱旋門賞は2400mという距離に加えて、パリロンシャン独特のコース形態や馬場状態、ゲート番、展開など、さまざまな要素が絡むレースです。

【凱旋門賞で牝馬を見るときのポイント】

  • 年齢
  • 負担重量
  • 2400mの実績
  • ロンシャンへの適性
  • 馬場状態への対応力
  • ゲート番
  • 前哨戦や直近の状態

そのため、「牝馬だから買い」「斤量が軽いから有利」と一つの条件だけで判断しないことが大切でしょう。

2025年は3歳牝馬ミニーホークが2着

そのことを考えるうえで、直近の2025年凱旋門賞も興味深い結果となりました。

優勝したのは3歳牡馬のダリズ

そして2着に入ったのが3歳牝馬のミニーホークです。

着順 馬名 性齢 負担重量
1着 ダリズ 牡3 56.5kg
2着 ミニーホーク 牝3 55.0kg
3着 ソジー 牡4 59.5kg

ダリズとミニーホークの着差はアタマ差

ミニーホークは惜しくも優勝には届きませんでしたが、3歳牝馬が世界最高峰の2400m戦で優勝争いを演じました。

ただ、この結果についても「55.0kgだったから2着」と単純に結論づけることはできません。

斤量条件を一つの材料としながら、馬自身の能力や適性も評価する必要があります。

斤量は重要ですが、それだけで凱旋門賞の勝ち負けが決まるわけではないということですね。

スポンサーリンク

凱旋門賞2026でも牝馬に注目したい

2026年の凱旋門賞でも、牝馬は注目したい存在です。

ただし、2026年9月13日時点では最終的な出走馬がすべて確定した段階ではありません。

そのため、現時点で特定の牝馬を「今年の本命」と断定するのは早いでしょう。

今後、最終的な出走馬が固まってきたら、次のような部分をチェックしてみたいと思います。

  • 3歳牝馬なのか古馬牝馬なのか
  • どのくらいの斤量で出走するのか
  • 2400mで実績があるか
  • ロンシャンへの適性はありそうか
  • 前哨戦でどのような走りをしているか
  • 最終的なゲート番はどこになったか

近年の凱旋門賞では、3歳牝馬だけでなく古馬牝馬も何度も好結果を残しています。

今年も有力牝馬が出走してくるのであれば、「牡馬相手だから」という理由だけで評価を下げる必要はなさそうです。

最終的な出走馬が決まったら、斤量やゲート番、馬場状態なども含めて比較してみたいですね。

スポンサーリンク

まとめ

今回は、凱旋門賞は牝馬が強いのか、近年の優勝実績や斤量差から考えてみました。

2016年から2025年までの過去10年では、牡馬と牝馬の優勝回数は5勝ずつ

さらに2011年から2018年までの8回では、牝馬が7勝しています。

【今回のポイント】

  • 過去10年は牡馬5勝・牝馬5勝
  • 2011年~2018年は8回中7回を牝馬が優勝
  • トレヴとエネイブルは牝馬で凱旋門賞を連覇
  • 近年の条件では同年齢なら牝馬は牡馬より1.5kg軽い
  • 3歳牝馬は古馬牡馬よりさらに軽い斤量になる
  • アルピニスタやブルーストッキングなど古馬牝馬も優勝
  • 斤量だけで牝馬の好成績を説明することはできない

凱旋門賞では牝馬に斤量面のアローワンスがあります。

しかし、実際に勝ってきたのはトレヴやエネイブル、アルピニスタといった世界トップクラスの名牝です。

そのため、「斤量が軽いから牝馬が強い」というより、「高い能力を持つ牝馬が斤量条件も生かしながら結果を残してきた」と考える方が自然でしょう。

凱旋門賞で牝馬を見るときは、性別だけではなく年齢・斤量・馬場・コース適性などもあわせてチェックしたいですね。

2026年の凱旋門賞でも、どの牝馬が出走してくるのか注目していきたいと思います。

スポンサーリンク

タイトルとURLをコピーしました