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ニュージーランドTで5馬身差の圧勝を飾り、ドバイではゴドルフィンマイル、サウジアラビアでは1351ターフスプリントを制したバスラットレオン。
国内だけでなく海外にも積極的に遠征し、芝・ダートの両方で重賞を勝った個性的な競走馬でした。
私自身、広尾サラブレッド倶楽部でバスラットレオンに出資していました。
ニュージーランドTを圧勝したときには、その後のさらなる飛躍を期待しましたが、次走のNHKマイルCではスタート直後に落馬というまさかの出来事も。
その後はなかなか勝利を挙げられない時期が続いたものの、2022年のゴドルフィンマイルで復活すると、翌2023年には1351ターフスプリントも優勝しました。
3年連続・3か国で重賞を制し、芝とダートの両方で結果を残したことは、バスラットレオンの競走生活を象徴する実績といえるでしょう。
この記事では、バスラットレオンの通算戦績や獲得賞金、主な勝ち鞍をまとめながら、印象に残っているレースを振り返ります。
この記事で分かること
- バスラットレオンの通算戦績
- バスラットレオンの獲得賞金
- ニュージーランドTなどの主な勝ち鞍
- ゴドルフィンマイル・1351ターフスプリントでの海外実績
- 芝・ダートの両方で活躍した競走生活
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バスラットレオンのプロフィール
まずは、バスラットレオンの基本プロフィールを見てみましょう。
| 馬名 | バスラットレオン(Bathrat Leon) |
|---|---|
| 生年月日 | 2018年3月25日 |
| 性別 | 牡馬 |
| 毛色 | 鹿毛 |
| 父 | キズナ |
| 母 | バスラットアマル |
| 母父 | New Approach |
| 生産牧場 | 三嶋牧場 |
| 調教師 | 矢作芳人 |
| 馬主 | 広尾レース株式会社 |
| 通算成績 | 29戦5勝 |
| 重賞勝利 | 3勝 |
| 総賞金 | 346,706,400円 |
| 競走馬登録抹消 | 2024年11月6日 |
父は日本ダービー馬のキズナ、母はバスラットアマル。
馬名の「バスラットレオン」は母名の一部と英語で獅子を意味する「Leon」を組み合わせたもので、「獅子のように強く、走ってほしい」という意味が込められています。
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バスラットレオンの戦績は29戦5勝
バスラットレオンは2020年から2024年まで現役を続け、国内だけでなくUAE、イギリス、フランス、サウジアラビア、韓国など海外のレースにも積極的に挑戦しました。
最終的な通算成績は29戦5勝。
勝利数だけを見ると5勝ですが、そのうち3勝が重賞です。
さらに、その重賞3勝を日本・UAE・サウジアラビアという3つの国で挙げました。
バスラットレオンの主な勝ち鞍
| 年 | レース | 格 | 条件 | 騎手 |
|---|---|---|---|---|
| 2021年 | ニュージーランドT | GⅡ | 中山・芝1600m | 藤岡佑介 |
| 2022年 | ゴドルフィンマイル | GⅡ | メイダン・ダート1600m | 坂井瑠星 |
| 2023年 | 1351ターフスプリント | G3 | キングアブドゥルアジーズ・芝1351m | 坂井瑠星 |
こうして並べてみると面白いですよね。
2021年は日本の芝、2022年はドバイのダート、2023年はサウジアラビアの芝。
3年連続で異なる国の重賞を勝利しています。
しかも芝だけ、ダートだけというタイプではなく、両方の馬場で重賞を勝ちました。
海外では7戦して2勝
バスラットレオンは海外遠征の多さも特徴的な馬でした。
海外では7戦2勝。
2022年のドバイ遠征を皮切りに、イギリス、フランス、サウジアラビア、韓国などで走っています。
海外初挑戦となったゴドルフィンマイルでいきなり優勝すると、2023年には1351ターフスプリントも制覇。
さらに2022年のサセックスSでは4着、2023年のコリアスプリントでは3着に入りました。
海外へ行っただけではなく、実際に海外重賞を2勝したことがバスラットレオンの大きな実績です。
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バスラットレオンの獲得賞金はいくら?
バスラットレオンの総賞金は、JRAの競走馬情報で346,706,400円(約3億4,671万円)となっています。
| 総賞金 | 346,706,400円 |
|---|---|
| うち海外賞金 | 220,716,400円 |
| うち地方賞金 | 8,000,000円 |
| うち付加賞 | 1,390,000円 |
特に目を引くのが海外賞金です。
2億2,071万6,400円と、総賞金の半分以上を海外で獲得しています。
ゴドルフィンマイルと1351ターフスプリントの2勝をはじめ、海外の大きなレースへ何度も挑戦したバスラットレオンらしい数字ですね。
バスラットレオンの戦績をひと言でまとめると
通算29戦5勝・重賞3勝。その重賞3勝を日本・UAE・サウジアラビアの3か国で挙げ、芝とダートの両方で重賞を制しました。
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バスラットレオンの主なレースを振り返る
ここからは、バスラットレオンの競走生活で特に印象に残っているレースを振り返ります。
代表的な3勝は、それぞれ違った意味を持つレースでした。
ニュージーランドT2021|5馬身差で重賞初制覇
最初の大きな転機となったのが、2021年4月10日のニュージーランドT(GⅡ)です。
バスラットレオンは藤岡佑介騎手とのコンビで出走。
好スタートから先頭に立つと、そのまま自分のリズムでレースを進めます。
そして直線に入っても勢いは衰えず、後続との差をさらに広げました。
2着タイムトゥヘヴンとの差は5馬身。
1分33秒1で圧勝し、待望の重賞初制覇を果たしました。
札幌2歳S3着、朝日杯FS4着、シンザン記念3着と、それ以前から重賞で好走していただけに、「ついに重賞を勝ってくれた」という嬉しさがありましたね。
ニュージーランドT2021を詳しく振り返る
NHKマイルCではスタート直後に落馬
ニュージーランドTを5馬身差で圧勝し、次に挑んだのが2021年のNHKマイルCでした。
しかし、ここで予想もしなかった出来事が起こります。
スタート直後に藤岡佑介騎手が落馬し、競走中止。
ニュージーランドTの内容から期待が大きかっただけに、当時は驚きました。
その後は日本ダービー15着、京成杯オータムH15着など、なかなか結果につながらない時期が続きます。
ニュージーランドTから次の勝利まで、約1年を要することになりました。
ゴドルフィンマイル2022|ドバイで復活
苦しい時期を経て迎えた大きな転機が、2022年3月26日のゴドルフィンマイル(GⅡ)でした。
舞台はUAE・メイダン競馬場のダート1600m。
しかも、バスラットレオンにとって初めての海外遠征でした。
坂井瑠星騎手が積極的に前へ出すと、バスラットレオンは先頭へ。
そのまま後続を引っ張り、直線に入っても粘りを見せます。
最後まで先頭を守り切り、1分36秒0で優勝。
ニュージーランドT以来となる約1年ぶりの勝利を、初海外の重賞で飾りました。
結果が出ない時期を見てきただけに、この勝利は本当に嬉しかったですね。
「バスラットレオンが帰ってきた」と感じたレースでした。
ゴドルフィンマイル2022を詳しく振り返る
1351ターフスプリント2023|海外重賞2勝目
そして翌2023年、バスラットレオンは再び海外で大きな結果を残します。
2月25日にサウジアラビアで行われた1351ターフスプリント(G3・芝1351m)です。
このレースでも坂井瑠星騎手とのコンビで先頭に立ち、自分のリズムで逃げる競馬。
最後はカーサクリードが猛追してきました。
ゴール前ではほとんど並ばれましたが、バスラットレオンがアタマ差で粘り切って1着。
勝ちタイムは1分17秒49でした。
前年のゴドルフィンマイルがダート1600mだったのに対して、今回は芝1351m。
芝とダートという異なる条件で海外重賞を勝ったことになります。
1351ターフスプリント2023を詳しく振り返る
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バスラットレオンは芝・ダートを問わず海外でも活躍
バスラットレオンの戦績を振り返って感じるのが、ひとつのカテゴリーに収まりきらない馬だったことです。
ニュージーランドTは芝1600m。
ゴドルフィンマイルはダート1600m。
1351ターフスプリントは芝1351m。
さらに、英国のサセックスSでは世界的な強豪を相手に4着、韓国のコリアスプリントではダート1200mで3着。
国内でも2022年の武蔵野Sで3着、阪神Cで4着、2023年のさきたま杯で3着に入っています。
必ずしも「芝馬」「ダート馬」「マイラー」「スプリンター」とひとつに分類できるタイプではありませんでした。
それでも、前へ行って自分のスピードを生かせる展開になったときには、国内外を問わず高い能力を発揮しました。
逃げるだけではない競馬も見せた
バスラットレオンといえば「逃げ」のイメージが強い馬です。
実際、3つの重賞勝利では先頭に立つ競馬で結果を残しました。
一方、キャリア後半になると控える形でも競馬をするようになり、2023年のさきたま杯では3着に好走。
長く現役を続ける中で、競馬の幅を広げていったことも印象に残っています。
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バスラットレオンの現役最後のレースはJBCスプリント2024
バスラットレオンは6歳となった2024年も現役を続けました。
2月には前年に優勝した1351ターフスプリントへ再び遠征し10着。
6月のさきたま杯では7着でした。
そして現役最後のレースとなったのが、2024年11月4日に佐賀競馬場で行われたJBCスプリントです。
このレースを最後に現役を引退。
2024年11月6日付でJRAの競走馬登録を抹消されました。
2歳だった2020年にデビューしてから約4年間。
国内の芝から始まり、ダート、ドバイ、イギリス、フランス、サウジアラビア、韓国、地方競馬と、本当にさまざまな舞台を走った競走生活でした。
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バスラットレオンの競走生活を振り返って
バスラットレオンは、これまで応援してきた馬の中でも特に印象に残っている1頭です。
ニュージーランドTを5馬身差で勝ったときには、その強さに驚きました。
ところが、その直後のNHKマイルCではスタート直後に落馬というまさかの出来事があり、その後もしばらく勝利から遠ざかります。
「もう一度、あの強い走りを見たい」と思っていただけに、ゴドルフィンマイルを逃げ切ったときの嬉しさは忘れられません。
さらに翌年には、サウジアラビアの1351ターフスプリントも優勝。
日本だけでなく、ドバイやサウジアラビアでも勝利する姿を見ることができたのは、本当に貴重な経験でした。
順調なことばかりではなかったからこそ、海外での復活や2つの重賞勝利はより印象深く残っています。
3年連続で異なる国の重賞を勝ったという戦績も、改めて振り返るとバスラットレオンらしいですね。
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バスラットレオンの戦績・獲得賞金まとめ
今回は、バスラットレオンの戦績や獲得賞金、主な勝ち鞍を振り返りました。
【バスラットレオンの主な実績】
- 通算成績は29戦5勝
- 重賞は3勝
- 総賞金は346,706,400円
- 海外賞金は220,716,400円
- 2021年ニュージーランドT優勝
- 2022年ゴドルフィンマイル優勝
- 2023年1351ターフスプリント優勝
- 日本・UAE・サウジアラビアの3か国で重賞制覇
- 芝・ダートの両方で重賞勝利
- 海外成績は7戦2勝
- 2024年11月に現役引退
ニュージーランドTの圧勝から、NHKマイルCでのまさかの競走中止、そしてドバイでの復活。
さらにサウジアラビアでも重賞を制し、海外でも存在感を示しました。
芝でもダートでも、国内でも海外でも走ったバスラットレオン。
29戦という競走生活には、本当にさまざまな出来事がありました。
その中でもニュージーランドT、ゴドルフィンマイル、1351ターフスプリントの3勝は、これからバスラットレオンを振り返るうえでも欠かせないレースだと思います。
参考:JRA競走馬情報、JBISサーチ
※掲載している出資馬画像を使用する場合は、広尾サラブレッド倶楽部より許可をいただいた範囲で掲載しています。
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