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2021年11月14日に福島競馬場で行われた福島記念(G3・芝2000m)。
このレースで重賞初制覇を果たしたのが、パンサラッサでした。
スタートから先頭に立つと、前半1000mを57秒3というハイペースで通過。
それでも最後まで後続を寄せ付けず、2着ヒュミドールに4馬身差をつける鮮やかな逃げ切り勝ちを見せました。
私自身、広尾サラブレッド倶楽部でパンサラッサに出資していましたが、この福島記念は今でも特に印象に残っているレースのひとつです。
そして、この勝利の後には中山記念、ドバイターフ、天皇賞(秋)、さらにはサウジカップへ。
今振り返ると、福島記念2021は「大逃げのパンサラッサ」が重賞の舞台で一気に存在感を示した重要な一戦だったように思います。
今回は、パンサラッサが重賞初制覇を飾った福島記念2021について、レース結果や1000m57秒3の大逃げを改めて振り返ります。
この記事のポイント
- パンサラッサが福島記念2021で重賞初制覇
- 前半1000mを57秒3で通過
- 2着ヒュミドールに4馬身差で逃げ切り
- オクトーバーSから2連勝
- 後の国内外での活躍につながる重要な一戦
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パンサラッサが福島記念2021で重賞初制覇
2021年の福島記念は、11月14日に福島競馬場の芝2000mで行われました。
パンサラッサは4枠8番・5番人気で出走。
鞍上は菱田裕二騎手でした。
| 開催日 | 2021年11月14日 |
|---|---|
| レース | 第57回福島記念(G3) |
| 競馬場 | 福島競馬場 |
| 距離 | 芝2000m |
| 馬場 | 良 |
| パンサラッサ | 4枠8番・5番人気 |
| 騎手 | 菱田裕二 |
| 結果 | 1着 |
| 勝ちタイム | 1分59秒2 |
前走のオクトーバーステークス(L)では、逃げる競馬でオープン初勝利。
その勢いのまま福島記念でも自分の形に持ち込み、今度は重賞初制覇を成し遂げました。
福島記念2021の上位着順
福島記念2021の上位5頭は次の通りです。
| 着順 | 馬名 | 人気 | タイム・着差 |
|---|---|---|---|
| 1着 | パンサラッサ | 5番人気 | 1:59.2 |
| 2着 | ヒュミドール | 6番人気 | 4馬身 |
| 3着 | アラタ | 1番人気 | 1/2馬身 |
| 4着 | ステイフーリッシュ | 3番人気 | クビ |
| 5着 | エフェクトオン | 11番人気 | 1/2馬身 |
パンサラッサは1コーナーから4コーナーまですべて先頭。
しかも最後は2着ヒュミドールに4馬身差をつける完勝でした。
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1000m57秒3の大逃げで4馬身差
福島記念2021で何より強烈だったのが、パンサラッサの逃げです。
単に先頭に立って自分のペースに持ち込むのではなく、序盤から速いラップを刻み、後続にも脚を使わせる競馬を見せました。
好スタートから迷わず先頭へ
パンサラッサは好スタートを決めると、そのまま先頭へ。
コントラチェック、ディアンドルなどが続きましたが、レースは早い段階から縦長の展開になっていきます。
前半1000mの通過タイムは、なんと57秒3。
芝2000mのレースとしては非常に速いペースでした。
当時レースを見ながら、「さすがにこれは速すぎるのでは?」と思ったことを覚えています。
ところが、ここからパンサラッサの強さが発揮されました。
ハイペースでも最後まで止まらず
3コーナーから4コーナーにかけても、パンサラッサは先頭をキープ。
直線に入っても後続との差は大きく、なかなか詰まりません。
最後はヒュミドールが追い上げてきましたが、パンサラッサは4馬身のリードを保ったままゴール。
1000m57秒3というハイペースで飛ばしながら、そのまま押し切ってしまったのです。
後にパンサラッサは何度もハイペースの逃げを見せますが、そのスタイルを重賞の舞台で強烈に印象づけたのが、この福島記念だったと思います。
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「令和のツインターボ」と呼ばれるきっかけに
福島記念を逃げ切ったパンサラッサは、その豪快なレースぶりから「令和のツインターボ」と呼ばれるようになりました。
ツインターボといえば、1990年代に個性的な大逃げで競馬ファンを沸かせた名物逃げ馬です。
パンサラッサが福島記念で記録した前半1000m57秒3は、ツインターボが1993年の七夕賞で記録した57秒4を上回るものでした。
もちろん2頭は異なる競走馬なので単純に比較することはできません。
それでも、後続を大きく引き離して逃げ、競馬場全体を沸かせるというスタイルには、どこか共通する魅力があったのかもしれません。
ただ、後の活躍まで振り返ってみると、パンサラッサは「面白い大逃げ馬」というだけでは終わりませんでした。
自分から厳しい流れを作り、それでも簡単には止まらない。
この武器を国内だけでなく、海外のG1でも発揮していくことになります。
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ミスペンバリー一族にとっても大きな重賞初制覇
パンサラッサの福島記念制覇は、母ミスペンバリーの産駒にとっても大きな勝利となりました。
半兄のエタンダールは2012年の青葉賞で2着。
半姉のディメンシオンも重賞で好走していましたが、重賞タイトルにはあと一歩届いていませんでした。
そんな中、パンサラッサが福島記念を制覇。
ミスペンバリーの産駒として初めて重賞タイトルを獲得しました。
私自身、パンサラッサをデビュー当初から見てきただけに、この重賞初制覇は本当に嬉しかったことを覚えています。
さらにこの勝利によって、父ロードカナロアの産駒はJRA全10競馬場での重賞制覇を達成しました。
パンサラッサ自身にとってはもちろん、血統面でも記録に残る勝利となったわけですね。
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福島記念から中山記念、そして世界へ
福島記念で重賞初制覇を果たしたパンサラッサは、その後さらに大きな舞台へ挑戦していきます。
次走の有馬記念では13着に敗れましたが、翌2022年の中山記念では再び自分のスタイルを貫きました。
前半1000mを57秒6で通過すると、そのまま2着カラテに2馬身半差をつけて逃げ切り。
福島記念に続く重賞2勝目を挙げました。
そして中山記念の次に向かったのが、初めての海外遠征となるドバイターフ2022でした。
そこで前年覇者ロードノースとの1着同着となり、ついにG1初制覇。
さらに天皇賞(秋)でイクイノックスと名勝負を演じ、2023年にはサウジカップを逃げ切って優勝します。
福島記念で見せた「逃げて後続に脚を使わせる」というスタイルが、その後の世界での活躍へとつながっていったと考えると、とても興味深いですよね。
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福島記念2021を改めて振り返って
今改めて福島記念2021を振り返ると、パンサラッサの競走生活において大きな転機となったレースだったように思います。
前走のオクトーバーステークスを逃げ切っていたとはいえ、今度は重賞の舞台。
しかも前半1000m57秒3というペースですから、レース中は「最後まで持つのだろうか」と思いながら見ていました。
ところが直線に入っても後続との差はなかなか縮まりません。
そして、そのまま4馬身差でゴール。
パンサラッサが重賞馬になった瞬間は、本当に嬉しかったことを今でも覚えています。
この時点では、その後にドバイターフを勝ち、天皇賞(秋)でイクイノックスを相手に大逃げを見せ、さらにサウジカップまで制覇するとは想像していませんでした。
今となっては「世界の逃げ馬」として知られるパンサラッサですが、そのスタイルが重賞の舞台でも通用することを証明したのが、この福島記念だったのではないでしょうか。
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パンサラッサの戦績をもっと詳しく
福島記念で重賞初制覇を果たしたパンサラッサは、その後、中山記念やドバイターフ、サウジカップなど国内外の大舞台で活躍しました。
デビューから引退までの戦績や獲得賞金、主な勝ち鞍については、こちらの記事で詳しくまとめています。
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まとめ
今回は、パンサラッサが重賞初制覇を果たした福島記念2021を振り返りました。
前半1000mを57秒3という速いペースで逃げながら、最後は2着ヒュミドールに4馬身差をつけて優勝。
オクトーバーステークスから2連勝となり、パンサラッサにとって初めての重賞タイトルとなりました。
その後は中山記念、ドバイターフ、天皇賞(秋)、サウジカップと、国内外の大舞台で個性的な逃げを披露。
「大逃げのパンサラッサ」が重賞の舞台で本格的に始まったレース。
今振り返ってみても、福島記念2021はパンサラッサの競走生活を語るうえで欠かせない一戦だったと思います。
※掲載している出資馬画像・コメント等については、使用しているものに限り、広尾サラブレッド倶楽部より許可をいただいて掲載しています。
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