《更新日11/9~11/16》
- 【トレセン在厩馬】:なし
- 【牧場在厩馬】:ラヴォルタ、エターナルピース、ラクスバラディー、アレマーナ
キャロットクラブでの出資馬は、全馬放牧中となっているので、ちょっと寂しい近況が続きます・・・。
生き物が相手ですから、その時々の調子などで状態は簡単に変わってしまいますよね。
ここ数年のキャロット出資馬の状況を見ると、いかに順調に進められるかが本当に大事なんだなと実感しています。
ただ、2歳馬のラクスバラディーやアレマーナは、早期デビューを果たしてくれていますし、後はいつ勝ち上がれるか。
タイミングが噛み合えばすぐにでも勝ち上がれる力の持ち主だけに、ここ数戦はもどかしいですが、なんとか次へと繋がる「勝利」が欲しいところです。
では、近況を見ていきたいと思います。
ラヴォルタ(牝3)
【プロフィール】
- 生年月日:2018年4月11日
- 毛色 :鹿毛
- 血統 :父ロードカナロア×母フロアクラフト (BMS:フジキセキ)
- 生産 :ノーザンファーム
- 所属厩舎:田村康仁厩舎(美浦)
【関係者のコメント】
21/11/16 NF天栄
トレッドミル調整を行っています。「今週も同じくトレッドミルを用いた調整を行っていますが、スピードを徐々に上げて負荷をかけ始めています。この調子で下地をつくっていければ騎乗調教を軸に動かしていけるようになると考えています」(天栄担当者)
21/11/9 NF天栄
トレッドミル調整を行っています。「飛節の腫れはだいぶいいものの、歩様はまだひと息です。また、先日受けた獣医師チェックでは前捌きのぎこちなさについて指摘を受けていますので、蹄の管理を含めて状態をよく見ながら対応していきます」(天栄担当者)
ラヴォルタは、飛節の腫れがちょっと長引いていますが、少しずつ調子は上向いています。
もともと蕁麻疹が出たり、体質の弱さを抱えている馬ですが、新馬戦を勝ち上がっているように、能力は確かな馬。
順調に使えれば、上のクラスでもやれると思っているので、なんとか頑張ってもらいたいですね!
エターナルピース(牝3)
【プロフィール】
- 生年月日:2018年2月14日
- 毛色 :鹿毛
- 血統 :父ディープブリランテ×母ピースエンブレム(BMS:ウォーエンブレム)
- 生産 :ノーザンファーム
- 所属厩舎:和田正一郎 厩舎(美浦)
【関係者のコメント】
21/11/16 NF天栄
トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行っています。「先週までは基本トレッドミルでの調整にとどめていましたが、だいぶ安定してきたように思えましたので、この中間より乗りも採り入れ出しました。基本はトレッドミルと併用する形にして乗る際は軽めにしていますが、大丈夫そうであれば少しずつ速めを採り入れていきたいです」(天栄担当者)
21/11/9 NF天栄
トレッドミル調整を行っています。「歩様のほうは先週に続いて、比較的いいかなと思える状況にあります。細かくレントゲンを確認したところ管骨に骨膜の症状が見られるため慎重に対応していかなければいけませんが、トレッドミルでそれなりのスピードを出しても対応できているので、このまま安定していれば少しずつ進めていくつもりです」(天栄担当者)
エターナルピースもラヴォルタ同様に、ちょっと体質面で弱さがあります。
全兄のノーブルエンブレムも大型馬ゆえの脚元の不安から、2度の骨折で引退となりましたが、エターナルピースもトモの不安を抱えています。
ですが、ほぼ1年ぶりとなった未勝利戦を逃げ切っているように、スピード能力の高さは確かですから、上のクラスでどんなレースをしてくれるか楽しみに待ちたいと思います。
近況を見ると、「管骨に骨膜の症状」があるとのことですが、歩様は安定してきているので、このまま順調に復帰までいってもらいたいですね。
ラクスバラディー(牝2)
【プロフィール】
- 生年月日:2019年3月20日
- 毛色 :鹿毛
- 血統 :父ドゥラメンテ×母リッチダンサー (母父:Halling)
- 生産 :ノーザンファーム
- 所属厩舎:清水久詞 厩舎(栗東)
【関係者のコメント】
21/11/16 NFしがらき
軽めの調整を行っています。「先週こちらへ到着しており、ここまでウォーキングマシン中心の調整で馬体チェックを行っています。今のところ目立ったダメージなどはなさそうですから、様子を見て次のメニューへと移行していきます」(NFしがらき担当者)
21/11/10 NFしがらき
10日にNFしがらきへ放牧に出ました。「先週の競馬は申し訳ありませんでした。最後はまた少し甘くなってしまいましたが、道中で力んでしまっていた分もあるでしょうし、なんとか結果を出せるよう引き続き頑張っていきたいです。レース後は毛ヅヤも良く見せて目立った疲れはなさそうですが、ひと息入れて向こうでの状態を見ながら改めて番組を相談していく予定です」(清水久師)
ラクスバラディーは、本当にタフな馬ですよね。
デビュー戦から既に5戦使ってきていますが、体調面で弱さを見せるようなことはなく、一生懸命に走ってくれています。
ただ、運がないのか、デビューから常に1番人気を背負いながらもなかなか「勝利」には届きません・・・。
これまで負けてきた相手の中には、OPや重賞で活躍する馬もいるので、早めに1つ勝って、追いつきたいところです!
気になるのは、どうしても最後に甘くなってしまう点。
前回の更新でも書いたのですが、前走は「ずっとハミを噛んで力んで走っていた」とあるように、あまり抑えたりせずに、兄姉たちのような馬のリズムに合わせた走法が合っていそうですよね。
次走はダート戦なのか、それとも距離をさらに詰めるのか、改めて清水調教師の手腕に注目したいです。
アレマーナ(牝2)
【プロフィール】
- 生年月日:2019年4月5日
- 毛色 :鹿毛
- 血統 :父キングカメハメハ×母フロアクラフト (BMS:フジキセキ)
- 生産 :ノーザンファーム
- 所属厩舎:松下武士 厩舎(栗東)
【関係者のコメント】
21/11/16 NFしがらき
周回コースでハロン17秒程度のキャンター調整を行っています。「この中間から周回コースと坂路での騎乗調教を開始しました。坂路では終いをジワッと伸ばすところまで進めていますが、特に反動もなく順調に動かせていますから、このまま継続して乗り込んでいきたいと思います」(NFしがらき担当者)
21/11/9 NFしがらき
軽めの調整を行っています。「こちらに到着後はウォーキングマシン中心に軽い運動程度の調整で馬体のチェックを行っています。今のところは目立った反動など見せていませんので、週後半から軽く乗り出していく予定です」(NFしがらき担当者)
アレマーナは、既にハロン17秒程度のキャンター調整に進んでいます。
前走の反動もなく、それほど長い休みにはならないでしょうし、走る毎に着順とタイム差は縮まっているので、次は「1着」となって欲しいですね!
※出資馬画像、コメントはクラブホームページ(キャロットクラブ)より許可をいただき掲載しています。