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凱旋門賞が近づいてくると、本番だけでなく「前哨戦」の結果も気になってきますよね。
特にフランスで行われるフォワ賞・ニエル賞・ヴェルメイユ賞は、凱旋門賞につながる重要なレースとして毎年注目されています。
「3つとも同じ時期に行われるけど、何が違うの?」
「フォワ賞は古馬、ニエル賞は3歳馬だったような……」
そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
実はこの3競走は、いずれもパリロンシャン競馬場の芝2400mで行われますが、出走できる馬の年齢や性別、レースの格が異なります。
さらに2026年は、3競走の勝ち馬に凱旋門賞へのWild Card(ワイルドカード)が与えられる仕組みになっています。
そして2026年9月6日に行われた前哨戦では、フォワ賞を前年の凱旋門賞馬ダリズ、ニエル賞をヴァランディル、ヴェルメイユ賞をフレンドリーソウルが制しました。
この記事では、凱旋門賞の前哨戦となるフォワ賞・ニエル賞・ヴェルメイユ賞の違いや2026年の結果、本番との関係について分かりやすく紹介します。
【この記事で分かること】
- 凱旋門賞の主な前哨戦
- フォワ賞・ニエル賞・ヴェルメイユ賞の違い
- 3競走の距離や出走条件
- 2026年の前哨戦の結果
- 前哨戦を勝つと凱旋門賞に出走できるのか
- 前哨戦の結果を本番でどう見るか
※この記事は2026年9月12日時点の情報をもとに作成しています。
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凱旋門賞の前哨戦は?
凱旋門賞へ向けた前哨戦はいくつかありますが、本番と同じパリロンシャン競馬場で約4週間前に行われる重要な3競走が、フォワ賞・ニエル賞・ヴェルメイユ賞です。
France Galopは、この3競走を「Arc Trials」として位置づけています。
2026年は9月6日に3競走が行われ、凱旋門賞本番は10月4日に開催されます。
| レース | 格 | 主な出走条件 | 距離 |
|---|---|---|---|
| フォワ賞 | G2 | 4歳以上 | 芝2400m |
| ニエル賞 | G2 | 3歳 | 芝2400m |
| ヴェルメイユ賞 | G1 | 3歳以上牝馬 | 芝2400m |
3競走ともパリロンシャン競馬場の芝2400mで行われます。
つまり、本番と同じ競馬場・同じ2400mを経験できるのが大きなポイントです。
ただし、出走条件を見ると、それぞれの役割ははっきり分かれています。
- 4歳以上の古馬 → フォワ賞
- 3歳馬 → ニエル賞
- 3歳以上の牝馬 → ヴェルメイユ賞
「古馬のフォワ賞」「3歳馬のニエル賞」「牝馬のヴェルメイユ賞」と覚えておくと分かりやすいですね。
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フォワ賞とは?4歳以上が出走する凱旋門賞の前哨戦
まずはフォワ賞(Prix Foy)から見ていきましょう。
フォワ賞は、凱旋門賞を目指す4歳以上の馬にとって重要な前哨戦の一つです。
【フォワ賞2026の基本情報】
- 開催日:2026年9月6日
- 競馬場:パリロンシャン競馬場
- 格:G2
- 距離:芝2400m
- 出走条件:4歳以上
凱旋門賞を目標にする古馬にとっては、本番と同じ舞台を経験しながら状態を整えられるのが大きな特徴です。
日本でもフォワ賞という名前を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
過去には日本馬も凱旋門賞へ向かう過程でフォワ賞を使っており、本番を占うレースとして日本でも注目されてきました。
フォワ賞2026はダリズが勝利
2026年のフォワ賞で最も注目を集めたのが、2025年の凱旋門賞馬ダリズでした。
前年の王者が、凱旋門賞連覇を目指して前哨戦に登場したわけです。
レースではベイシティローラーを見る形で進み、残り400m付近から追撃。
直線で前をとらえると、最終的には1馬身半差をつけて勝利しました。
【フォワ賞2026結果】
- ダリズ
- ベイシティローラー
- アスレッド
ダリズは前年の凱旋門賞馬ですから、これは気になる結果ですよね。
凱旋門賞連覇へ向けて、前哨戦をしっかり勝ったことは、本番へ向けた大きな注目材料になりそうです。
France Galopも、この勝利によってダリズが2026年の凱旋門賞に向けた有力候補としての立場をさらに強めたと伝えています。
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ニエル賞とは?3歳馬が出走する凱旋門賞の前哨戦
続いて紹介するのがニエル賞(Prix Niel)です。
ニエル賞は、3歳馬を対象とした凱旋門賞の重要な前哨戦です。
【ニエル賞2026の基本情報】
- 開催日:2026年9月6日
- 競馬場:パリロンシャン競馬場
- 格:G2
- 距離:芝2400m
- 出走条件:3歳
凱旋門賞では3歳馬が古馬より軽い斤量で出走できるため、3歳世代の有力馬が本番へ向かう際には特に注目したいレースです。
【関連記事】
凱旋門賞の3歳馬と古馬の斤量差については、凱旋門賞はなぜ3歳馬が有利?斤量差や古馬との違いを徹底解説で詳しく紹介しています。
ニエル賞2026はヴァランディルが勝利
2026年のニエル賞を制したのは、ヴァランディル(Varandir)でした。
ヴァランディルは同年のグランプリ・ド・パリで4着。
ニエル賞では直線入口で5番手付近から前を追い、残り100m付近で抜け出して勝利しました。
2着はアラム、3着はパールドマジェスティ。勝ちタイムは2分25秒70でした。
【ニエル賞2026結果】
- ヴァランディル
- アラム
- パールドマジェスティ
ヴァランディルはこの勝利によって、凱旋門賞へのWild Cardを獲得しています。
3歳馬が斤量面で注目されやすい凱旋門賞だけに、ニエル賞の勝ち馬が本番でどこまで通用するのかはチェックしておきたいですね。
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ヴェルメイユ賞とは?3歳以上の牝馬によるG1
3つ目がヴェルメイユ賞(Prix Vermeille)です。
フォワ賞・ニエル賞との大きな違いは、牝馬限定戦であり、G1に格付けされていることです。
【ヴェルメイユ賞2026の基本情報】
- 開催日:2026年9月6日
- 競馬場:パリロンシャン競馬場
- 格:G1
- 距離:芝2400m
- 出走条件:3歳以上牝馬
ヴェルメイユ賞は、単なる「本番前の調整レース」というより、それ自体がG1として行われる重要なレースでもあります。
凱旋門賞を狙う牝馬にとっては、本番と同じ舞台でトップクラスの牝馬を相手に2400mを経験できるレースとなります。
ヴェルメイユ賞2026はフレンドリーソウルが勝利
2026年のヴェルメイユ賞を勝ったのは、英国調教馬のフレンドリーソウル(Friendly Soul)でした。
5歳のフレンドリーソウルにとって、これが4度目のグループ競走勝利で、G1では2勝目となりました。
そして注目したいのが、フレンドリーソウルはもともと2026年の凱旋門賞に登録されていなかったことです。
しかし、ヴェルメイユ賞を勝ったことでWild Cardを獲得し、凱旋門賞へ出走できる選択肢が生まれました。
【ヴェルメイユ賞2026】
- 優勝:フレンドリーソウル
- 5歳牝馬
- 英国調教馬
- G1通算2勝目
- 勝利によって凱旋門賞のWild Cardを獲得
ただし、Wild Cardを獲得したからといって、必ず凱旋門賞へ出走するわけではありません。
馬の状態や陣営の判断によって別のレースへ向かう可能性もあるため、最終的な出走予定は今後の発表を確認する必要があります。
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フォワ賞・ニエル賞・ヴェルメイユ賞の違いを比較
ここまで3つの前哨戦を紹介してきましたが、それぞれの違いをもう一度まとめておきましょう。
| レース | 格 | 対象 | 距離 | 2026年勝ち馬 |
|---|---|---|---|---|
| フォワ賞 | G2 | 4歳以上 | 2400m | ダリズ |
| ニエル賞 | G2 | 3歳 | 2400m | ヴァランディル |
| ヴェルメイユ賞 | G1 | 3歳以上牝馬 | 2400m | フレンドリーソウル |
こうして並べると違いが分かりやすいですね。
3競走ともパリロンシャンの2400mですが、どの馬を対象にしているかが異なります。
【3つの前哨戦の覚え方】
- フォワ賞=古馬
- ニエル賞=3歳馬
- ヴェルメイユ賞=牝馬
凱旋門賞の出走予定馬を見るときも、「どの前哨戦を使ってきたのか」を確認すると、その馬の年齢や本番までのローテーションが見えやすくなります。
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前哨戦を勝つと凱旋門賞に出走できる?
2026年の前哨戦を見るうえで、ぜひ知っておきたいのがWild Card制度です。
France Galopは「Arc Races」というシリーズを設けており、2026年も対象競走の勝ち馬に凱旋門賞へのWild Cardを与える仕組みを採用しています。
9月6日に行われたArc Trialsでは、今回紹介している3競走が対象となりました。
【2026年のArc Trials】
- フォワ賞
- ニエル賞
- ヴェルメイユ賞
2026年の勝ち馬は次の3頭です。
- フォワ賞 → ダリズ
- ニエル賞 → ヴァランディル
- ヴェルメイユ賞 → フレンドリーソウル
ただし、ここは少し注意したいところです。
Wild Cardを持っていることと、実際に凱旋門賞へ出走することは同じではありません。
馬の状態や陣営のローテーション判断によって別のレースを選択する可能性もあるため、最終的な出走馬は改めて確認する必要があります。
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前哨戦の結果から凱旋門賞2026を考察
フォワ賞・ニエル賞・ヴェルメイユ賞の結果が出そろったところで、ここからは前哨戦の内容を凱旋門賞2026でどう見ればいいのかを考えてみましょう。
前哨戦の着順だけでなく、各馬のレース内容や本番までの上積み、日本馬のローテーションにも注目していきます。
前哨戦を勝った馬は凱旋門賞でも有利?
では、フォワ賞・ニエル賞・ヴェルメイユ賞を勝った馬は、本番でも有利なのでしょうか。
ここは「前哨戦を勝った=凱旋門賞でも勝てる」ではないと考えておいた方がよいでしょう。
前哨戦では、本番へ向けてどこまで仕上げているのかが馬によって異なります。
実際、2026年のフォワ賞前にも、ダリズ陣営はフォワ賞の段階で100%に仕上げるのではなく、凱旋門賞でピークを迎えることを目標としていると説明していました。
そのため、前哨戦では着順だけを見るよりも、次のような部分までチェックしておきたいところです。
【前哨戦でチェックしたいポイント】
- 本番と同じ2400mへの適性
- パリロンシャンの馬場への対応
- 道中の折り合い
- 直線での伸び
- 余力を残していたか
- 本番までの上積みがありそうか
特にロンシャンでは、当日の天候によって馬場状態も変わります。
日本の競馬場との違いやロンシャンの馬場についてもあわせて確認しておくと、前哨戦を見るポイントがさらに分かりやすくなります。
2026年の前哨戦で注目したいのはダリズ
2026年の3つの前哨戦が終わった段階で、個人的に特に注目したいのはダリズです。
理由はやはり、2025年の凱旋門賞を勝った馬が、翌年のフォワ賞も勝ったという点です。
2026年のフォワ賞ではベイシティローラーを1馬身半差で退け、前年の凱旋門賞馬として存在感を見せました。
しかも、本番と同じパリロンシャン2400mで結果を出している点も見逃せません。
一方、3歳馬ではニエル賞を制したヴァランディルが浮上しました。
凱旋門賞では3歳馬が古馬より軽い斤量で出走できるため、本番へ向かうのであれば気になる存在です。
ヴェルメイユ賞を勝ったフレンドリーソウルについては、Wild Cardを手にしたものの、2026年9月12日時点では凱旋門賞への出走が確定したと断定する段階ではありません。
前哨戦の勝ち馬=凱旋門賞の最終出走馬とは限りません。
今後の陣営発表やFrance Galopの出走情報を確認しましょう。
日本馬は2026年の前哨戦に出走した?
2026年の凱旋門賞では、日本馬のアドマイヤテラとメイショウタバルが出走を予定しています。
ただし、今回紹介した9月6日のフォワ賞・ニエル賞・ヴェルメイユ賞に、この2頭は出走していません。
そのため2026年の日本馬については、「現地のArc Trialsを使って本番へ」というローテーションではありません。
凱旋門賞では、必ずフォワ賞・ニエル賞・ヴェルメイユ賞を使わなければならないわけではありません。
どのレースから本番へ向かうのかも、それぞれの馬や陣営によって異なります。
だからこそ、前哨戦の勝敗だけでなく、本番までのローテーション全体を見ることが重要になってきますね。
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凱旋門賞2026の前哨戦結果まとめ
2026年9月6日にパリロンシャンで行われた3つのArc Trialsを、最後にもう一度確認しておきましょう。
| レース | 格 | 対象 | 勝ち馬 |
|---|---|---|---|
| フォワ賞 | G2 | 4歳以上 | ダリズ |
| ニエル賞 | G2 | 3歳 | ヴァランディル |
| ヴェルメイユ賞 | G1 | 3歳以上牝馬 | フレンドリーソウル |
3競走のなかでも、前年の凱旋門賞馬ダリズがフォワ賞を勝ったことで、2026年の本番へ向けて存在感をさらに高めました。
一方、ニエル賞からは3歳馬ヴァランディルが浮上し、ヴェルメイユ賞ではフレンドリーソウルがWild Cardを獲得しています。
2026年の凱旋門賞を見るなら、この3つの前哨戦の結果やレース内容はチェックしておきたいですね。
【関連記事】
凱旋門賞2026に出走を予定している日本馬や海外有力馬については、「凱旋門賞2026の出走予定馬は?日本馬・海外有力馬と注目馬を徹底解説」もあわせてチェックしてみてください。
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まとめ
今回は、凱旋門賞の前哨戦となるフォワ賞・ニエル賞・ヴェルメイユ賞の違いや、2026年の結果について紹介しました。
3つのレースはすべてパリロンシャン競馬場の芝2400mで行われますが、出走条件やレースの格が異なります。
- フォワ賞:G2・4歳以上 → 2026年はダリズが優勝
- ニエル賞:G2・3歳 → 2026年はヴァランディルが優勝
- ヴェルメイユ賞:G1・3歳以上牝馬 → 2026年はフレンドリーソウルが優勝
2026年は、この3競走の勝ち馬に凱旋門賞へのWild Cardが与えられています。
なかでも注目したいのは、前年の凱旋門賞馬ダリズです。
2025年に本番を制し、2026年はフォワ賞も勝利。連覇を目指すうえで、前哨戦をしっかり勝ったのは大きな注目材料になりそうです。
ただし、前哨戦の勝利がそのまま凱旋門賞での好走を保証するわけではありません。
本番では枠順や馬場状態、斤量、展開などの条件も変わります。
「前哨戦で何着だったか」だけではなく、「どのような内容で走り、本番でさらに上積みがありそうなのか」まで見ることがポイントです。
2026年10月4日の凱旋門賞では、ダリズをはじめとする前哨戦組と、日本から挑戦するアドマイヤテラ、メイショウタバルがどのような走りを見せるのか楽しみにしたいですね。
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