《更新日6/2~6/7》
- 【トレセン在厩馬】:グランソヴァール、マミリアス、ゴッドシエル、リナーシェ、ルーシッド
- 【牧場在厩馬】:クレッシェンドラヴ、カナロアガール、パンサラッサ、バスラットレオン、ヴィジャーヤ、アリシアン
先週から夏競馬が始まり、2歳戦もスタートしていますが、今週末の競馬には、グランソヴァール・リナーシェがそれぞれ障害未勝利戦と3歳未勝利戦へと挑みます。
字面では同じ未勝利戦ですが、意味合いが全然違いますね(^^;
リナーシェの方は、ここで最低限掲示板を狙わないと、出たいレースにも出られなくなってしまう可能性もありますからね。
グランソヴァールは障害飛越のセンスが良いと言われていますし、障害戦は1つ勝てばオープン馬。
なんとか勝ち上がりにメドをつけたいところです。
では、遅くなりましたが近況を見ていきます。
広尾サラブレッド俱楽部出資馬近況㊶トレセン在厩馬編
まずは、トレセン在厩馬の近況から。
グランソヴァール(牡5)
【プロフィール】
- 血統 :父ダンカーク×母スイートマカロン(母父:Tale of the Cat)
- 生産 :新ひだか産
- 所属厩舎:尾関知人 厩舎(美浦)
【関係者のコメント】
21.06.03美浦トレセン在厩。今朝、五十嵐騎手を背にウッドにて追い切られています。
「3歳馬に先導してもらい、最終的には単走になりましたが、好印象でしたよ。前走時が試験の疲れを気にしながらの調整であったのに対して、今回はフレッシュな状態ですからね。障害戦も二度目で上積みが見込めそうですし、東京コースもいいのではないでしょうか。レースは来週6月12日(土)東京1R 障害未勝利(ダ3000m)。良いコンディションで迎えられそうです」(尾関調教師)【調教時計】
日付 騎乗 場所 内容 21.06.03 五十雄 美南W 良 5F- -67.7-52.8-38.7-12.0(9) 馬ナリ余力 21.05.30 助 手 美南坂 良 1回53.5-39.1-25.6-12.7 末強め追う
マミリアス(牡3)
【プロフィール】
- 血統 :父リオンディーズ×母ハニーハント(母父:エンドスウィープ)
- 生産 :新冠産
- 所属厩舎:根本康広 厩舎(美浦)
【関係者のコメント】
21.06.076月15日(火)川崎 ジューンフラワー賞(ダ1500m)に出走が可能となったことから、交流戦に向けて調整を進めていくことになりました。なお、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、現在、地方では重賞競走以外でのJRA所属騎手の騎乗が認められていませんので、地元のジョッキーを当たっていくことになります
21.06.03美浦トレセン在厩。本日、ウッドにて追い切られました。
「帰厩後も順調に調整できており、いい意味で変わりはなく大丈夫な状態にあります。まずは今週末が締め切りの6月15日(火)川崎 ジューンフラワー賞(ダ1500m)に申し込みを行い、もし除外になるようであれば、第3回東京開催に向かいましょう。交流戦の中央枠はやや多めの7頭。何とか入って欲しいところです」(根本調教師)
ゴッドシエル(牡3)
【プロフィール】
- 血統 :父エピファネイア×母ゴッドフロアー(母父:ハーツクライ)
- 生産 :新ひだか産
- 所属厩舎:松永幹夫 厩舎(栗東)
【関係者のコメント】
21.06.03栗東トレセン在厩。昨日、坂路にて55秒台を計時しています。
「集中しすぎて遊びがないというか、本当に真面目。もう少しリラックスして走って欲しいのですが、これが良い方向に出てくれればと考え、今度は短めの距離を試してみようかとも思っています。テンションや引っ掛かり具合は気になるほどではなく、飼葉喰いも問題のない範囲。第3回阪神開催(6/19~)を目標に調整を進めていきましょう」(松永幹調教師)
リナーシェ(牝3)
【プロフィール】
- 血統 :父キングカメハメハ×母ヴェイパー(母父:Galileo)
- 生産 :浦河産
- 所属厩舎:四位洋文 厩舎(栗東)
【関係者のコメント】
21.06.03栗東トレセン在厩。昨日、坂路にて少し速めを乗られています。
「無理のない範囲で徐々にペースを上げており、昨日は単走で15-14程度の登坂となりました。あくまでも進めていく中での状態を見ながらにはなりますが、ひとつの目標として6月12日(土)中京6R 3歳未勝利(芝1200m)あたりを意識していければと思っています。レース間隔があいていますので、今度は芝も選択肢に加えていく予定です」(四位調教師)
ルーシッド(牡2)
【プロフィール】
- 血統 :父ダンカーク×母スイートマカロン(母父:Tale of the Cat)
- 生産 :新ひだか産
- 所属厩舎:高柳大輔 厩舎(栗東)
【関係者のコメント】
21.06.02チャンピオンヒルズ在厩。ウォーキングマシン60~90分での調整となっています。
「いくらかソエの兆候が認められるなど、トレセンで時間を要したぶんの疲れが各所に見受けられましたので、まずは乗らずに体を休めてあげているところ。日に日に癒えてきていますよ。それでも馬体はガレておらず、飼葉もよく食べてくれていますからね。今後また進めていくにあたって、このあたりは心強く思います」(木村マネージャー)
広尾サラブレッド倶楽部出資馬近況㊵牧場在厩馬編
続いて、牧場在厩馬たちの近況を見ていきます。
クレッシェンドラヴ(牡7)
【プロフィール】
- 血統 :父ステイゴールド×母ハイアーラヴ(母父:Sadler’s Wells)
- 生産 :新ひだか産
- 所属厩舎:林徹 厩舎
【関係者のコメント】
21.06.02テンコートレーニングセンター在厩。おもに周回コースでのウォーミングアップ後、坂路にて普通キャンター1~2本を消化。昨日より、15-15を開始しています。
「久々の時計になりましたので、ケアする意味でオゾン治療を実施。金曜日にも少し速めを行き、今後は週2回ペースでピッチを上げ、気合いを乗せていければと思っています。現時点では、本馬にしては若干大人しいかなといった感じでしょうか。ただ休ませていましたので、全てはこれからですよね。状態を見ながら、こちらもケアの意味合いで腰にショックウェーブ放射を行うかもしれません」(伊藤マネージャー)
カナロアガール(牝5)
【プロフィール】
- 血統 :父ロードカナロア×母サンデーローザ(母父:サンデーサイレンス)
- 生産 :平取産
- 所属厩舎:田村康仁 厩舎(美浦)
【関係者のコメント】
21.06.02大瀧ステーブル在厩。先週同様、おもに角馬場にてハッキング1500~2000m、周回コースにてハロン17~18秒ペースのキャンター1800mを乗り込まれています。
「先週末にケアの一環として、背中にショックウェーブ放射を行いました。こちらの環境に慣れてくるにつれて適応してくれそうな馬ではありますが、飼葉喰いがやや不安定なところもあるものですから、目下は慎重に進めさせてもらっています。攻めていった際のリアクションなどにも注意していきたいですね」(大瀧代表)
パンサラッサ(牡4)
【プロフィール】
- 血統 :父ロードカナロア×母ミスペンバリー(母父:Montjeu)
- 生産 :新ひだか産
- 所属厩舎:矢作芳人 厩舎(栗東)
【関係者のコメント】
21.06.02チャンピオンヒルズ在厩。今週もウォーキングマシン60分により管理されています。
「日々の冷却とレーザー照射で様子を見ていますが、まだ痛みが完全には引かず、速歩で動かすといくらか気にするようにも見て取れます。過去の他馬の事例などから察するに、落ち着いてくるまでにはもうひと月ほどかかるのかもしれません。目下は慌てて動かすようなことはせず、『ゆっくり休ませて』(厩舎陣営)あげたいと思います」(小泉厩舎長)
バスラットレオン(牡3)
【プロフィール】
- 血統 :父キズナ×母バスラットアマル(母父:New Approach)
- 生産 :浦河産
- 所属厩舎:矢作芳人 厩舎(栗東)
【関係者のコメント】
21.06.076日(日)にシュウジデイファームへリフレッシュ放牧に出ています。
21.06.03栗東トレセン在厩。明日、シュウジデイファームへ放牧に出る予定となっています。
「トレセンに帰ってきてからもいつもと変わりなく、特に大きな疲れや反動は見受けられませんが、3月から頑張って走ってくれましたからね。このあとは北海道で少し早めの夏休みを挟んであげましょう。まずは目に見えない蓄積疲労を取り除き、英気を養いたいと思います」(矢作調教師)
ヴィジャーヤ(牡3)
【プロフィール】
- 血統 :父オルフェーヴル×母デプロマトウショウ(母父:ファスリエフ)
- 生産 :浦河産
- 所属厩舎:池江泰寿 厩舎(栗東)
【関係者のコメント】
21.06.03吉澤ステーブルWEST在厩。引き続き、角馬場での調整後に坂路にてハロン16~18秒ペースのキャンター1本を乗られています。
「登坂時などの調教の動きを見ていても、気持ちが前向きで身のこなしが素軽く、良い印象がありますね。ただ、休み明け間もないため、まだトモの踏み込みなどは良化途上といった様子でしょうか。もう少し力強さが欲しい感じですので、今後もしっかりと乗り込みを重ね、馬体強化を促していければと思います」(柴原担当)
アリシアン(牝2)
【プロフィール】
- 血統 :父エピファネイア×母ベネディーレ(母父:クロフネ)
- 生産 :新ひだか産
- 所属厩舎:加藤征弘 厩舎(美浦)
21.06.02チャンピオンヒルズ在厩。現在は午前、午後30分ずつのウォーキングマシン運動を消化しています。馬体重514kg(6/2測定)
「3日ほどかけて経過観察を続けた上で、念のため再検査を行ったところ、やはり『異常なし』(獣医師)との所見。ご心配をおかけしましたが、すでに歩様も正常ですし、どうやら一過性のものでした。今週いっぱいはウォーキングマシン運動のみで大事を取り、来週からまた跨っていきたいと思います」(畠山厩舎長)