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2022年2月27日に中山競馬場で行われた第96回中山記念(G2・芝1800m)。
このレースを鮮やかな逃げ切りで制したのが、パンサラッサでした。
スタートから先頭に立つと、前半1000mを57秒6という速いペースで通過。
それでも最後まで脚色は大きく衰えず、2着カラテに2馬身半差をつけて重賞2勝目を挙げました。
私自身、広尾サラブレッド倶楽部でパンサラッサに出資していましたが、この頃から「逃げるパンサラッサ」のレースを見るのが本当に楽しみになっていたことを覚えています。
そして、この中山記念の約1か月後には海外へ飛び、ドバイターフでG1初制覇。
今振り返ると、中山記念2022はその後の世界での活躍につながっていく重要な一戦だったように思います。
今回は、パンサラッサが見せた中山記念2022の大逃げを、レース結果とともに改めて振り返ってみます。
この記事のポイント
- パンサラッサは中山記念2022を2馬身半差で逃げ切り
- 前半1000m通過は57秒6
- 2021年福島記念に続く重賞2勝目
- この勝利の次走でドバイターフへ挑戦
- ドバイターフではロードノースとの1着同着でG1初制覇
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パンサラッサが中山記念2022を逃げ切り
2022年の中山記念は、2月27日に中山競馬場の芝1800mで行われました。
パンサラッサは3枠5番・2番人気で出走。
鞍上は、前年の福島記念でもコンビを組んでいた吉田豊騎手でした。
| 開催日 | 2022年2月27日 |
|---|---|
| レース | 第96回中山記念(G2) |
| 競馬場 | 中山競馬場 |
| 距離 | 芝1800m |
| 馬場 | 良 |
| パンサラッサ | 3枠5番・2番人気 |
| 騎手 | 吉田豊 |
| 結果 | 1着 |
| 勝ちタイム | 1分46秒4 |
前年の福島記念では、ハイペースで飛ばしながらそのまま逃げ切り、重賞初制覇。
その後の有馬記念では13着に敗れましたが、2500mから1800mへ距離が短縮された中山記念で、再びパンサラッサらしい走りを見せてくれました。
中山記念2022の上位着順
中山記念2022の上位5頭は次の通りです。
| 着順 | 馬名 | 人気 | タイム・着差 |
|---|---|---|---|
| 1着 | パンサラッサ | 2番人気 | 1:46.4 |
| 2着 | カラテ | 4番人気 | 2馬身1/2 |
| 3着 | アドマイヤハダル | 3番人気 | クビ |
| 4着 | ガロアクリーク | 8番人気 | 2馬身 |
| 5着 | ウインイクシード | 6番人気 | 1馬身1/4 |
1番人気だったダノンザキッドは7着。
パンサラッサは1コーナーから4コーナーまですべて先頭という、まさに逃げ切り勝ちでした。
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1000m57秒6の大逃げで後続を引き離す
この中山記念で何より印象的だったのが、パンサラッサの逃げ方です。
ただ先頭に立ってペースを落とすのではなく、後続にも脚を使わせながら自分のリズムで走り続けるという、後に何度も見せることになるパンサラッサらしい競馬でした。
スタートから迷わずハナへ
パンサラッサはスタートを決めると、吉田豊騎手が積極的に先手を取りました。
トーラスジェミニやワールドリバイバルなども前につけましたが、パンサラッサは自分のペースを崩しません。
そして前半1000mの通過タイムは、なんと57秒6。
芝1800mのレースとしてはかなり速い流れでした。
通常であれば「さすがに飛ばしすぎでは?」と思ってしまうところですが、この頃のパンサラッサは、そこからが違いました。
ハイペースでも最後まで脚色は衰えず
3コーナーから4コーナーにかけてもパンサラッサの勢いは衰えず、後続との差を保ったまま最後の直線へ。
カラテやアドマイヤハダルなどが後方から追い上げてきましたが、先頭を走るパンサラッサとの差はなかなか縮まりません。
最後はカラテに2馬身半差をつけてゴール。
1000m57秒6で飛ばしながら、そのまま押し切ってしまったのですから、非常にパンサラッサらしい勝ち方でした。
勝ちタイムは1分46秒4。
上がり3ハロンは37秒3でしたが、後続に脚を使わせるハイペースを自ら作り、そのまま押し切ったところに、この馬の強さが表れていたと思います。
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中山記念の勝利で「大逃げ」がパンサラッサの武器に
パンサラッサが逃げて結果を残したのは、この中山記念が初めてではありません。
2021年10月のオクトーバーステークスでは逃げ切って勝利し、続く福島記念でも前半1000m57秒3という速い流れを作って重賞初制覇を果たしていました。
その流れで迎えた中山記念でも、再び57秒台の1000m通過から逃げ切り。
この頃には「パンサラッサといえば逃げ」というイメージが、かなり強くなっていたように思います。
当時は「令和のツインターボ」と呼ばれることもあり、個性的な逃げ馬として注目されるようになっていました。
ただ、後の活躍まで振り返ってみると、単に「ハイペースで飛ばす面白い逃げ馬」ではありませんでした。
自分から厳しい流れを作り、それでも最後まで簡単には止まらない。
それこそがパンサラッサ最大の武器だったのではないでしょうか。
そして、このスタイルは後の天皇賞(秋)やサウジカップといった大舞台でも大きなインパクトを残すことになります。
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中山記念からドバイターフ2022制覇へ
中山記念を制したパンサラッサが次に向かったのは、日本のG1ではありませんでした。
選ばれた舞台は、2022年3月26日にメイダン競馬場で行われたドバイターフ(G1・芝1800m)。
パンサラッサにとって初めての海外遠征でした。
中山記念から約1か月という間隔での海外G1挑戦でしたが、ここでもパンサラッサはスタートから先頭へ。
最後の直線では前年覇者ロードノース、そして日本馬ヴァンドギャルドとの激しい争いとなりました。
長い写真判定の結果、パンサラッサとロードノースが1着同着。
中山記念に続く連勝で、パンサラッサはG1初制覇を達成しました。
中山記念で見せた逃げが、日本国内だけではなく海外のG1でも通用したわけです。
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中山記念2022を改めて振り返って
今改めて中山記念2022を振り返ると、パンサラッサの競走生活において重要なレースだったと思います。
前年の福島記念で重賞初制覇を果たしたとはいえ、有馬記念では13着。
中山記念でどんな走りを見せるのか、当時は期待と不安の両方がありました。
ところが実際のレースでは、1000m57秒6という速いペースで逃げながら、最後まで後続を寄せ付けず完勝。
「この逃げ方は、本当にこの馬の武器なんだ」と改めて感じたレースでした。
そして、この時点では、その約1か月後に海外G1を勝ち、さらに天皇賞(秋)の大逃げやサウジカップ制覇まで見せてくれるとは想像していませんでした。
特に2022年の天皇賞(秋)では1000m57秒4で後続を大きく引き離し、イクイノックスに最後は差されたものの2着。
2023年のサウジカップでは、今度は世界の強豪を相手に逃げ切って優勝しました。
福島記念から中山記念へ、そして世界へ。
そう考えると、中山記念2022は「世界のパンサラッサ」へとつながっていく途中にあった、大切な一戦だったように思います。
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まとめ
今回は、パンサラッサが制した中山記念2022を改めて振り返りました。
パンサラッサはスタートから先頭に立つと、前半1000mを57秒6で通過。
速いペースで後続に脚を使わせながら、最後はカラテに2馬身半差をつけて逃げ切り、2021年の福島記念に続く重賞2勝目を挙げました。
そして次走のドバイターフではロードノースとの1着同着でG1初制覇。
その後も天皇賞(秋)の大逃げ、サウジカップ制覇など、国内外で数々の印象的なレースを見せてくれました。
1000m57秒6で飛ばし、そのまま押し切った中山記念。
今振り返ってみても、パンサラッサという個性的な逃げ馬の魅力がよく表れたレースだったと思います。
※掲載している出資馬画像・コメント等については、使用しているものに限り、広尾サラブレッド倶楽部より許可をいただいて掲載しています。
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