広尾サラブレッド倶楽部で出資しているグランソヴァール(牡4)が10日の東京競馬10R神無月ステークスに出走しました。鞍上はC.ルメール騎手でした。
結果は10着と前走に続き、二桁着順となってしまいました(^^;
本来なら先週のレースに出走を予定していましたが、除外になり今週の出走。
追い切りも問題なく行えていましたし、尾関調教師からも除外の影響はなく状態も良好とレース前にもコメントを頂いていました。
鞍上もC.ルメール騎手だったので、期待をしていたのですが・・・
グランソヴァール神無月ステークスのレース振りは?
スタートはまずまず。前半は前目の6~7番手辺りの馬群の中を追走していました。
道中は折り合いもついていて、リズム良く走っているように見えましたね。3~4コーナ辺りでも位置取りはそれ程変わらずに直線へ。
しかし、そこからの伸びが思ったほどなく、そのままなだれ込むように10着でゴールインでした。
グランソヴァール神無月ステークスの結果に関係者のコメント
レース後にクラブの公式ページでコメントが掲載されていましたので見ていきたいと思います。
尾関調教師のコメント
「元気があって、イレ込みではなく気合いが乗っている状態にありました。
スタートも普通に出てくれて、鞍上のイメージしていた位置につけられたようですが、3~4角から内にモタれるような格好になり、そこから頭を上げて馬がやめるような形になってしまいました。
ペースが流れて前残りと、どの馬にとっても厳しい流れであったことは確かですが…。
鞍上が言っていたように、ここは一番使ってみたい条件だったんですけどね。
レース後半に苦しがって走るのをやめてしまったあたりからも、フィジカル面や距離云々ではなく、メンタル面の問題かと。
断続的にレースに使ってきていることも影響しているのかもしれません」(尾関調教師)
尾関調教師のコメントによると、やはり馬の状態は良かったみたいですね。
適度に気合も乗っていて、レースでもルメール騎手のイメージ通りの位置も取れ、途中までは良い感じに進められていたようです。
しかし、3~4角から内側にモタれる格好となり、馬自身がレースをやめてしまった・・・。
前走に続いての惨敗に、メンタル面を指摘していますから、ここはしっかりとリフレッシュさせたほうが良さそうですね(^^;
クラブのコメント
水が浮く不良馬場も足を引っ張る一因となったのでしょう。
どうやら3角過ぎから気持ちが途切れてしまったようで、勝負所からの追走に苦しむ形となりました。
なお、このあとは、「今は馬が走りたくないという感じを表に出しているので、いったん休ませてリフレッシュを図りたい」と調教師。
「苦しさを取り除くという意味で、芝のレースなど異なる条件に使ってみることも検討」していきたいと思います。(HTC)
クラブのコメントでも気持ちが切れてしまったことを指摘されています。
台風14号の影響で雨も降り続いていましたし、クラブのコメントにもあるように「不良馬場」も影響したかもしれません。
尾関調教師も馬自身の気持ちの問題を考えて、まずはリフレッシュをさせると仰っています。
その上で、芝のレースを使ってみるなど条件を変えることも検討していくようなので、何とか巻き返してもらいたいと思います。
グランソヴァール神無月ステークス結果まとめ
前走に続いての惨敗となってしまったグランソヴァールですが、今回のレースでは自分からやめてしまう面が出てしまいました。
「走ること=辛いこと」と馬が認識してしまったら、同様のレースを繰り返してしまうことも考えられますよね。
メンタル面は長引くこともあるので、上手くリフレッシュして、また良い頃のようなレース振りを見たいところです。
また、今回は不良馬場となり、展開的にも前残りとなったことも良くなかった一因ともあります。
デビュー後の数戦は、グランソヴァール自身も前目で押し切る競馬をしていましたし、何とか頑張って乗り越えてもらいたいです。
※出資馬画像、コメントはクラブホームページ(広尾サラブレッド倶楽部)より許可をいただき掲載しています。