【広尾サラブレッド倶楽部出資馬近況(54)】
バスラットレオンが、9月12日(日)中山11R京成杯オータムH(G3・芝1600m)に藤岡佑介騎手で出走します。
枠順は6枠11番と外目の枠に入りました。
日本ダービー以来のレースとなりますが、適距離に戻ってどこまで巻き返せるか。
5馬身差で圧勝したニュージーランドT(G2)と同じ舞台なだけに期待が高まりますよね!
バスラットレオン京成杯AH(G3)レース展望
【出馬表】
京成杯オータムHと言えば、2019年に同じ広尾の出資馬ディメンシオンが2着となったレース。
中山の開幕週のレースということで、逃げ先行勢が有利と言われています。
19年・20年は4コーナーで1~4番手にいた馬しか来ていないというデータもあり、前に行ける脚質のバスラットレオンには有利ですよね。
逃げるとすると、枠順からも前に行く競馬をする馬はベステンダンク、マイスタイル、スマイルカナ、グレナディアガーズ、そしてコントラチェック辺りも今回は1600m戦に戻ることから前に行く可能性もあります。
バスラットレオンは、陣営から「控える競馬」もというコメントも出ているので、どういったレースになるのか注目ですね。
バスラットレオン京成杯AH(G3)陣営のコメント
陣営のコメントを見ていきます。
【矢作調教師のコメント】
「正直、筋肉の感じなどは休み明けのそれですが、この2週間、良い時計で動いてくれていますよ。稽古では馬の後ろで控えて、我慢することを覚えさせているところ。ハナに行く競馬だけでなく、今後に活かしていければと考えています。ハンデも54kgなら許容範囲、舞台も勝っている中山ですからね。古馬と初対戦になりますが、この次、来年への準備のようなもので、頑張って走ってくれると思います。何より能力が高い馬。競馬に向かうのが楽しみです」
ダービー以来となるので、3カ月半ぶりのレース。
矢作調教師も「休み明けのそれ」と仰っているように、多少余裕がある様子。
ですが、調教では2週連続で好時計を出しているように調子は良さそう。
前に行く馬が多数いる今回は、3~4番手くらいに付けて最後の直線で抜け出し、先頭でゴールする姿が理想ですね!
また、某競馬番組で「マイルCSあるいは香港マイルを目指せる馬になって欲しい」とのコメントもされていたので、バスラットレオンに対する期待値の高さがよくわかります。
レース当日が本当に楽しみです!
バスラットレオン京成杯AH(G3)最終追い切り
最終追い切りは、古馬オープンのミッキーブリランテと併せ馬。
日付 | 騎乗 | 場所 | 内容 |
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21.09.08 | 藤岡佑 | 栗東坂
良 1回
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50.2-36.7-24.0-12.3 一杯に追う
ミッキーブリランテ(古オーフ゜ン)強めを1.0秒追走0.6秒先着
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調教動画も見ましたが、1.0秒追走からの0.6秒先着と内容は良さそうですよね!
競馬ブックsmartでの追い切り短評は、「豪快な動き↗」となっていて、「体はいくらか立派だが、このひと追いで態勢は整いそう」とのコメントもありました。
netkeiba.comでの調教評価は、「動き鋭い A」とこちらの評価も高いですね!
バスラットレオン京成杯AH(G3)メディア情報
メディア情報もいくつか見てみたいと思います。
・【京成杯AH】バスラットレオン 確かな成長 藤岡佑「馬体しっかりしてきた」
4F50秒2の自己ベストをマークして、パートナーに4馬身先着を決めた。鞍上は「いい時と比較すると、休み明けという感じはします。このひと追いでどこまで上がってくるか」と慎重なコメントだったが、「時計的には動けていますね。夏を越して馬体もしっかりとしてきました」と確かな成長ぶりを感じ取っている。
引用:デイリースポーツ
- 正直休み明けで、もう少し馬体の張りが欲しいかなというところがあるので10割という訳にはいきませんが、能力が高い馬なので結果は出してもらいたいと思っています。
- これまでハナに立っての良績があるのですが、これから我慢する競馬も教えていこうかなと厩舎スタッフでは話しています。先週今週と馬の後ろで我慢した調教がレースで活きてくればと考えています。
引用:ラジオNIKKEI
・バスラットレオン坂路で躍動、50秒2の好時計で3馬身先着/京成杯AH
ダービー15着のバスラットレオン(牡3、矢作)は栗東坂路で4ハロン50秒2-12秒3の好時計をたたき出した。(中略)藤岡佑騎手は「夏を越してしっかりした感じはする」と感触はいい。
引用:極ウマ
これまでの勝ち鞍は、全て「逃げてのもの」ですが、今後を考えると「我慢させる競馬」も教えたいとのこともあっての調整。
その調教の効果がどう出るのか注目してレースを見たいと思います。
まとめ
今回は、京成杯AH(G3)に出走するバスラットレオンについて見てきました。
今回の舞台は、ニュージーランドT(G2)で圧勝したときと同じ中山競馬場。
相性の良いこの舞台で、「NHKマイルで落馬→ダービー15着」となった悪い流れを断ち切れるのか、そして「この次、来年への準備のようなもの」と陣営がコメントしていますので、是非とも良い結果を出してもらいたいと思います!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
※出資馬画像、コメントはクラブホームページ(広尾サラブレッド倶楽部)より許可をいただき掲載しています。
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