ドバイワールドカップデー2022でゴドルフィンマイル(G2)に勝利したバスラットレオン(牡4・矢作厩舎)ですが、クラブから次走についての情報が更新されました。
22.04.03三木ホースランドパーク在厩。次走につきましては、7月27日(水)イギリス・グッドウッド競馬場 サセックスステークス(G1・芝8F)を選択肢の一つとして検討しています。
2022年7月27日(水)イギリス・グッドウッド競馬場で行われるサセックスステークス(G1・芝8F)を選択肢の一つとして検討するそうです。
そこで、バスラットレオンが参戦を予定しているサセックスステークス(G1)はどんなレースなのか調べてみました。
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サセックスステークス(G1)とは?
まずはどんなレースなのか概要から見ていきましょう。
【概要】
毎年7月下旬から8月上旬に行われ、各国のクラシック競走や欧州の3歳マイル王決定戦セントジェームズパレスSなどを勝ち抜いた3歳の一流馬と、古馬のトップホースが初めて激突するマイルG1である。
「サセックス」とはグッドウッド競馬場が位置するイギリス南東部の地名。本競走はグロリアス・グッドウッド・ミーティングと呼ばれる5日間にわたる主要開催の2日目に施行されており、同時期の牝馬限定の中距離戦ナッソーステークス(G1)、夏の長距離王決定戦グッドウッドカップ(G1)などと共に同競馬場の名物レースとなっている。
なお、2019年現在において日本調教馬の出走はない。
出典:Wikipedia
概要を確認すると、創設は1841年とかなり歴史のあるレースで、参戦する馬たちも3歳の一流馬や古馬のトップホースが集まる世界最高峰のマイルレースだそうです。
しかも、日本調教馬で出走した馬はまだいないということで、もしバスラットレオンが出走となれば史上初となる訳ですし、これほど名誉なことはありません。
バスラットレオンの次走候補の1つとして挙げた矢作調教師の選択は凄いですね。
これもドバイでの復活の勝利があってこそなので、バスラットレオンを立て直して頂いた矢作厩舎やチャンピオンヒルズの関係者の方々には感謝しかないですね。
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サセックスステークス(G1)の賞金は?
ヨーロッパのレースは、海外競馬の中でも賞金額はそれほど高くないと言われていますよね。
実際のところ、このサセックスステークスの賞金はどのくらいになるのか過去5年を調べてみました。(1ポンド=160円で計算※2022年4月3日現在)
- 2021年:1着賞金 567,100ポンド(90,736,000円)/総賞金 983,700ポンド
- 2020年:1着賞金 155,953ポンド(24,952,480円)/総賞金 270,518ポンド
- 2019年:1着賞金 593,392ポンド(94,942,720円)/総賞金 1,041,984ポンド
- 2018年:1着賞金 593,392ポンド(94,942,720円)/総賞金 1,041,984ポンド
- 2017年:1着賞金 560,200ポンド(89,632,000円)/総賞金 973,700ポンド
過去5年を見てみると、2020年だけ極端に少ないですが、これはちょうど世界中での社会情勢の悪化による影響で無観客となったことが考えられますね。
また、2014年までは1着賞金は17万ポンドほどでしたが、2015年から56万ポンドまで引き上げられています。
日本円にすると1億円近い賞金となるので、日本のG1レースに匹敵する金額です。
バスラットレオンの次走候補として矢作調教師が選択したのもこの賞金なら納得ですね。
【追記】
2022年度の賞金総額は、総額 1,000,000ポンド(=1億6336万円)となっています。※1ポンド=163.36 円(※2022年7月24日現在)
- 1着 567,100ポンド (約9264万円)
- 2着 215,000ポンド (約3512万円)
- 3着 107,600ポンド (約1758万円)
- 4着 53,600ポンド (約875万円)
- 5着 26,900ポンド (約439万円)
- 6着 13,500ポンド (約220万円)
1着賞金の567,100ポンドは、昨年と同額となっています。
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サセックスステークス(G1)の歴代の勝ち馬は?
最初の概要でも、ご紹介しましたが、サセックスステークス(G1)は、格式の高い歴史のある世界最高峰のマイルレースとなっています。
そのレースの勝ち馬を一覧でご紹介したいと思います。
- 2021年:優勝馬 Alcohol Free(アルコールフリー)/2着馬 Poetic Flare(ポエティックフレア)
- 2020年:優勝馬 Mohaather(モハーザー)/2着馬 Circus Maximus(サーカスマキシマス)
- 2019年:優勝馬 Too Darn Hot(トゥーダーンホット)/2着馬 Circus Maximus(サーカスマキシマス)
- 2018年:優勝馬 Lightning Spear(ライトニングスピア)/2着馬 Expert Eye(エキスパートアイ)
- 2017年:優勝馬 Here Comes When(ヒヤーカムズフェン)/2着馬 Ribchester(リブチェスター)
歴代優勝馬を見ると、種牡馬となったウォーニングを始め、フランケルやキングマンの名前もありました。
また、サセックスS後に、ムーランドロンシャン賞➡クイーンエリザベス二世S➡BCマイルへと出走した馬も。
もし、バスラットレオンがこのレースで好走したら、海外競馬を転戦することになるのでしょうか?
【追記】
バスラットレオンのサセックスS後の予定ですが、広尾の公式HPで
8月14日(日)フランス・ドーヴィル ジャックルマロワ賞(G1・芝1600m)へ向かうローテーションを予定しています。
と既に目標とするレース名が上がっていました。
あくまでもレース後の体調面などを考慮して正式には決定となると思われますが、まずはサセックスSでの結果にも注目したいですね。
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まとめ
今回は、バスラットレオンの次走候補となっているイギリス競馬サセックスステークス(G1)について、その概要や賞金額、そして歴代の優勝馬を見てきました。
歴史と伝統のある世界最高峰のマイルレースと言われていますが、参戦となったら日本調教馬初の出走となり、歴史に刻まれることになります。
まずは、バスラットレオンの体調が万全であればの話になるかとは思いますが、挑戦となれば全力で応援したいですね!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
※出資馬画像、動画、コメントはクラブホームページ(広尾サラブレッド倶楽部)より許可をいただき掲載しています。