広尾サラブレッド倶楽部出資馬近況(60)《更新日10/17~10/23》

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広尾サラブレッド倶楽部
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《更新日10/17~10/23》

  • 【トレセン在厩馬】:カナロアガール、バスラットレオン、キングエルメス
  • 【牧場在厩馬】:クレッシェンドラヴ、パンサラッサ、アリシアン、ルーシッド

先週の競馬には、パンサラッサがオクトーバーS(L)に出走。

休み明けながら、パンサラッサらしい逃げを見せ、みごと復活の勝利!

その良い流れを今週のバスラットレオンにも引き継いでもらいたかったのですが、その結果は・・・12着と惨敗してしましました。

それでは、近況を見ていきたいと思います。



広尾サラブレッド俱楽部出資馬近況(60)トレセン在厩馬編

まずは、レースの結果トレセン在厩馬の近況から。

パンサラッサ(牡4)

【プロフィール】

  • 血統  :父ロードカナロア×母ミスペンバリー(母父:Montjeu)
  • 生産  :新ひだか産
  • 所属厩舎:矢作芳人 厩舎(栗東)

【関係者のコメント】

21.10.21

本日、チャンピオンヒルズへリフレッシュ放牧に出ています。
「ひとまずトレセンに戻ってきた後も過度にテンションを上げるようなことはなく、歩様にも異常はありません。ここまで特に大きなダメージは見られませんので、この後はいったん短期放牧を挟み、11月14日(日)福島11R 福島記念(GⅢ・芝2000m)に向けて調整を進めていく予定で考えています」(矢作調教師)

 

21.10.17

差のないスタートから積極的に先頭を奪い、後続を引き離しての逃げ戦法。ゴール前で外から迫るプレシャスブルーの猛追をアタマ差抑えて粘り込み、待望の3勝目を挙げています。
「スタートから出して行き、この馬のリズムで。こういう(稍重)馬場の方が良いのは分かっていましたし、とにかくセーフティーリードをキープして行きました。さすがに最後はフラフラしましたが、よく頑張り抜いてくれましたね」(吉田豊騎手)
「折り合いがつく馬ですので、ハナに立つ競馬をリクエストしました。休み明けの状態でも凌ぎ切ってくれるあたりは、やはり馬に力があるということですよね。ありがとうございました」(矢作調教師)
◆自身のスピードと内枠を利して2コーナーを先頭で飛び込んで行くと、後続を大きく引き離しての逃走劇。休み明けのひと叩き欲しい状態でありながら、雨を含んだ馬場も味方につけて最後までよく踏ん張ってくれました。なお、このあとについては、「帰ってきてからの馬の状態を見ながら」と調教師。ここで収得賞金を加算できたのも大きく、さらに上のステージを目指していければと思います。(HTC)

枠も内枠の1枠2番でしたし、スタートが決まればあとは行くだけと思っていました。
矢作先生からの指示も「ハナに立つ競馬を」とのことで、鞍上の吉田騎手も上手く導いてくれましたね。

 

他に競ってくる逃げ馬がいなかったのも良かったですが、大きく離しての逃げの割には、平均ペースで行けたのも勝因でしょうか。

 

さすがに最後の直線では脚色が鈍っていましたが、セーフティリードを活かして、しっかりと粘ってくれました。

 

次走は福島記念(G3)と言うことで、クレッシェンドラヴとの広尾対決となりますね!

カナロアガール(牝5)

【プロフィール】

  • 血統  :父ロードカナロア×母サンデーローザ(母父:サンデーサイレンス)
  • 生産  :平取産
  • 所属厩舎:田村康仁 厩舎(美浦)

【関係者のコメント】

21.10.21

美浦トレセン在厩。先週末より、坂路入りを再開。今朝の2本目に時計をマークしています。
「今週末の出馬状況を見る限り、どうやら1勝クラスの出走頭数は全体的に落ち着いている様子。すぐに放牧へ出さずに、とりあえずトレセンで待っておいて正解でしたね。来週10月30日(土)新潟10R 聖籠特別(1勝クラス・芝1800m)への続戦を中心視しつつ、徐々にピッチを上げていきたいと思います」(田村調教師)

前走は、調教の良さが出せないまま終わってしまったカナロアガールですが、そのまま続戦となりました。

 

次走は、新潟開催を目指すようですが、できれば東京での走りをもう一度見たかったですね。

 

ですが、叩き2戦目でしっかりと前進してもらいたいところです。

バスラットレオン(牡3)

【プロフィール】

  • 血統  :父キズナ×母バスラットアマル(母父:New Approach)
  • 生産  :浦河産
  • 所属厩舎:矢作芳人 厩舎(栗東)

【関係者のコメント】

21.10.23

ゲートを五分に出て、前半は4番手のインを追走。直線を迎えても進路がなく最後は伸びを欠いてしまい、結果12着での入線となっています。
スタートは決まったものの、外からこられた時に折り合いを欠いてしまう格好に。その分、終いが伸びなくなってしまいました。調教で乗っている騎手たちも言っているように、まだ成長途上の段階ですからね。こういった競馬も良い経験になり、今後の糧となることでしょう。折り合いを欠いたところ以外、現状におけるこの馬の競馬は出来ていたと思います」(矢作調教師)
◆問題なくゲートを出てくれましたが、ロータスランドに外からハナを奪われたところで頭を上げてしまい、その後も内々でリズムを乱される形。今回のGⅡでは自身の競馬をさせてもらえず、存分に力を発揮することができませんでした。なお、このあとは、「レース前はマイルCSもイメージしていましたが、今日の結果を踏まえ、あらためてじっくりと考えていきたい」と調教師。「まずは上がりの状態を確認した上で」意見交換を行っていく予定になっています。(HTC)

 

21.10.21

10月23日(土)東京11R 富士ステークス(GⅡ・芝1600m)に坂井瑠星騎手にて出走予定
「きのう坂路にて単走で追い切りました。ほぼ馬なりで終い11秒7抜群の動きを見せてくれましたね。跨った坂井騎手によれば、『しっかり動けていたと思いますが、これでもまだ良化途上。もう一段上がる余地がありそうです』とのことですので、これから更に良くなってくれるものと信じています。休み明けの前走を使って良化を示してくれている今回、レースが楽しみです」(矢作調教師)

調教では、坂路で終い11.7とキレッキレの動きを見せていたバスラットレオン

 

今回のレース結果次第では、マイルチャンピオン(G1)を考えていたと矢作先生も仰っていたので、そこは残念ですね。

 

スタートは無難に決めてくれましたが、その後は折り合いを欠く形となり、直線では進路もなくなってしまい、チグハグな競馬となってしまいました・・・

 

やはり馬自身のペースで行かせる競馬が合っているんでしょうかね。

 

ここ数戦は、残念なレースが続いているので、何とかバスラットレオンらしい競馬をまた見せてもらいたいと思います。

キングエルメス(牡2)

【プロフィール】

血統  :父ロードカナロア×母ステラリード(母父:スペシャルウィーク)
生産  :新ひだか産
所属厩舎:矢作芳人 厩舎(栗東)

【関係者のコメント】

21.10.21

本日、栗東トレセンに帰厩しています。

 

21.10.20

チャンピオンヒルズ在厩。今朝56秒程度で登坂。明日の栗東トレセン帰厩が予定されています。
「問題なく調整できており、走るフォームも段々と良くなっている様子。ここにきて少しずつ幼さが抜けてきたようにも思います。次走は『11月6日(土)東京11R 京王杯2歳ステークス(GⅡ・芝1400m)』(調教師)とのこと。跳びの大きな馬ですから、広い東京コースに替わるのは好都合ですよね」(小泉厩舎長)

次走が京王杯2歳Sとなっていたキングエルメスが無事に帰厩となりました。

 

牧場では、走るフォームや精神的な部分での成長が見られるようなので、レースでもその成長した姿を見せてもらいたいですね。



広尾サラブレッド倶楽部資馬近況(60)牧場在厩馬編

続いて、牧場在厩馬たちの近況を見ていきます。

クレッシェンドラヴ(牡7)

【プロフィール】

  • 血統  :父ステイゴールド×母ハイアーラヴ(母父:Sadler’s Wells)
  • 生産  :新ひだか産
  • 所属厩舎:林徹 厩舎

【関係者のコメント】

21.10.20

テンコートレーニングセンター在厩。直近で3F43秒程度を消化。今週末の美浦トレセン帰厩が予定されています。なお、調整スケジュールやレース条件等を勘案の上、11月14日(日)福島11R 福島記念(GⅢ・芝2000m)に向けて進めていくことになりました。馬体重518kg(10/13測定)
「年齢を重ねていく中ではありますが、牧場レベルの調教においては、一昨年の時やいつもの帰厩前と比べても大きな変化までは見られず、順調に調整できていますよ。今回も良い状態で送り出せそうなのは何より。あとはトップスピードを求められる競馬に行ってどうかだと思います」(伊藤マネージャー)

クレッシェンドラヴがこの週末に帰厩となります。

次走は、パンサラッサと同じく福島記念(G3)ですが、一度制しているレースですから負けられませんよね!

牧場での調整も上手く進み、良い状態で送り出せそうと太鼓判を押されています。

その良さを活かして、なんとか復活した姿を見せてもらいたいところです。

アリシアン(牝2)

【プロフィール】

  • 血統  :父エピファネイア×母ベネディーレ(母父:クロフネ)
  • 生産  :新ひだか産
  • 所属厩舎:加藤征弘 厩舎(美浦)

【関係者のコメント】

21.10.20

リバティホースナヴィゲイト在厩。おもに周回コースにてハロン17秒ペースのキャンター2400mを消化。週1~2回、3F42秒程度で乗り込まれています。
「先週末にも3F42秒の大きめを乗っており、それ以外の日はハロン17秒ペースで。全体的な力強さといった点では上向いてきていますが、背腰の緩さはまだ残っていますね。多少のギアチェンジには反応を見せ始めていますので、これがギャロップ時にも表れてくれれば、競馬に行って結果につながり始めるものと思います。引き続き入念に乗り込みを重ね、鍛えていきたいですね」(佐久間代表)

状態面では少しずつ上向いているアリシアンですが、まだ緩さは残っているようです。

馬体面は良く見せるのですが、能力がまだ付いてこないので、少しずつでも反応を見せているとあるのは良い傾向ですね!

ルーシッド(牡2)

【プロフィール】

  • 血統  :父ダンカーク×母スイートマカロン(母父:Tale of the Cat)
  • 生産  :新ひだか産
  • 所属厩舎:高柳大輔 厩舎(栗東)

【関係者のコメント】

21.10.20

チャンピオンヒルズ在厩。おもに周回コースにてハッキングキャンター2200m、坂路にてハロン16~18秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
「この中間は坂路にて半マイル58秒程度をサーッと。常歩の時にいい意味でチャカチャカするなど活気が出てきましたので、今週末にも坂路で53秒台をビシッと行ってみる予定になっています。ここを難なくクリアしてくれるようであれば、力の要る周回コースでの速めへと移行していきたいところ。みっちり鍛えていきましょう」(木村マネージャー)

ルーシッドは少しずつ活気が出てきていて、状態面も上がっているようです。

今週末の坂路調教次第では、周回コースでの調整に移行するということなので、頑張ってもらいたいですね!

全兄のグランソヴァールに少しでも近づいてくれることを願っています。

※出資馬画像、コメントはクラブホームページ(広尾サラブレッド倶楽部)より許可をいただき掲載しています。

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