《更新日12/1~12/28》
- 【トレセン在厩馬】:クレッシェンドラヴ、バスラットレオン、アリシアン
- 【牧場在厩馬】:カナロアガール、パンサラッサ、キングエルメス、ルーシッド
年内の更新がなかなか出来なかったので、ここで12月分を一気に更新していきます!
12月はアリシアンの未勝利戦勝利や、パンサラッサの有馬記念出走など中身の濃いものとなりました。
また、昨年はルーシッドとキングエルメスが骨折していますが、今年1年は各馬が無事にレースへと出走できることを願ってます!
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広尾サラブレッド倶楽部出資馬近況(64)トレセン在厩馬編
トレセン在厩馬の近況を見ていきます。
クレッシェンドラヴ(牡8)
【プロフィール】
- 血統 :父ステイゴールド×母ハイアーラヴ(母父:Sadler’s Wells)
- 生産 :新ひだか産
- 所属厩舎:林徹 厩舎(美浦)
【関係者のコメント】
本日、美浦トレセンへ帰厩。1月23日(日)中山11R アメリカジョッキークラブC(GⅡ・芝2200m)に向けて調整を進めていく予定になっています。
「年明けの入厩になるとスケジュールが押せ押せになってしまいますからね。年内の検疫最終日にあたる本日、トレセンに戻しました」(林調教師)
テンコートレーニングセンター在厩。おもに周回コースでのウォーミングアップ後、坂路にてハロン17~20秒ペースのキャンター2本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
「昨日は43-14程度で登坂しました。速めとは言っても15-15が自然と時計になる感じですから、良い形で本数を重ねることができていますよ。調教での走りに活気が感じられますし、進めて行くなかで気合いが乗ってきた様子。この調子で帰厩態勢を整えていければと思います」(伊藤マネージャー)
テンコートレーニングセンター在厩。おもに周回コースでのウォーミングアップ後、坂路にてハロン17~20秒ペースのキャンター2本を消化。先週末より、速めを開始しています。馬体重533kg(12月上旬測定)
「先週の金曜日に15-15、昨日は43.4-13.9で登坂。競走レベルにおいて年齢的なものはあるのかもしれませんが、ペースアップ後も順調ですし、適度に元気があって馬の雰囲気は良好ですよ。ここからは週2回の速めを織り交ぜて進めていきたいと思います」(伊藤マネージャー)
テンコートレーニングセンター在厩。現在は、おもに周回コースでのウォーミングアップ後、坂路にてハロン18~20秒ペースのキャンター2本を消化しています。
「坂路2本乗りに移行しており、2本目はハロン18秒ペースで。その後も順調に推移していますので、今週末より15-15程度を取り入れていく予定で考えています。寒い冬場も気にならないタイプですし、いつものように元気いっぱいの様子ですからね。ここから速めの本数を積み重ねていきましょう」(伊藤マネージャー)
テンコートレーニングセンター在厩。今週より坂路入りを開始しています。
「今朝は大雨でしたので、さすがにトレッドミルでの調整としましたが、基本的には周回コースでのウォーミングアップ後、坂路にてハロン20秒ペースのキャンターを1本。立ち上げ後も順調に推移していますので、明日から少しずつペースを上げていく予定になっています。骨瘤に関しては、もう心配ありません」(伊藤マネージャー)
放牧先のテンコートレーニングセンターで順調に調整が続いていたクレッシェンドラヴですが、今月末のアメリカジョッキークラブC(GⅡ・芝2200m)に出走予定となり、昨年末に帰厩しています。
昨年は、大阪杯と七夕賞に出走し、それぞれ11着・14着と良い所がありませんでした。
一昨年の有馬記念で8着以降、なかなか疲れが抜けきらなかったり、年齢的なものもあって、休養期間が長引きましたが、なんとかもう一花咲かせてもらいたいと思います。
バスラットレオン(牡4)
【プロフィール】
- 血統 :父キズナ×母バスラットアマル(母父:New Approach)
- 生産 :浦河産
- 所属厩舎:矢作芳人 厩舎(栗東)
【関係者のコメント】
栗東トレセン在厩。ここまでは、おもにCウッドにて普通キャンターによる調整を消化しています。
「季節的なものでしょうか身のこなしがやや硬めに映りましたので、まずは体をほぐしてあげるような感覚で乗っており、追い切りは明日行う予定です。ダートでもやれなくはないと思いますが、今まで芝でハナを切って勝ち進んできた馬ですからね。次走は1月5日(水)中京11R 京都金杯(GⅢ・芝1600m)を意識。スムーズな競馬ができるよう、状態を見ながらしっかり調整していきたいと思います」(矢作調教師)
18日(土)に栗東トレセンへ帰厩。昨日よりコース入りを開始しています。1月5日(水)中京11R 京都金杯(GⅢ・芝1600m)に向けて調整を進めていく予定です。
チャンピオンヒルズ在厩。おもに周回コースでのウォーミングアップ後、坂路にてハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。先週末よりペースを上げて乗られています。
「先週末に半マイル59秒台、今朝は57.2で登坂。ここから週2回、速めを織り交ぜながら乗り進めていきたいですね。抑えきれないくらいの手応えでグイグイ行きますのでコンディションとしては良好ですが、もう少し冷静に駆けてくれるようになると、もっと色々な立ち回りができるようになると思うのですが…。この力感が武器でもあり、課題でもある状況です」(小泉厩舎長)
チャンピオンヒルズ在厩。おもに周回コースでのウォーミングアップ後、坂路にてハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化しています。
「昨日は自分から走ろうとする感じで、自然に2F15-15が出る形。動きに問題はなかったですし、調教でこれだけパワーを感じさせる馬はそういないですからね。復調傾向にあると見てよいでしょう。昨日の調教をステップとして、再びピッチを上げていきたいと思います」(小泉厩舎長)
チャンピオンヒルズ在厩。今週より、再び乗り出しています。
「週明けに跨ってみたところ、一週間乗らなかったのがいい休養になったようで、トモの感じや身のこなし、左右のバランスも気になりませんでした。昨日と今日は坂路にてハロン18秒ペースを1本。これだけ元気があれば、このまま少しずつ進めて行っても問題ないでしょう」(小泉厩舎長)
昨年は、日本ダービー15着以降、二桁着順となっていますが、前走の武蔵野Sでは、初ダートながら前半の走りは悪くなかったと思います。
今回は、京都金杯からスタートしますが、調教を見ていても動き自体は悪くなく、計時されているタイムも良いですよね!
【追い切り時計】
- 12/28 栗坂 良 古川奈 1回 50.8 37.4 24.6 12.1 一杯に追う
- 12/31 栗坂 良 古川奈 1回 51.1 37.0 24.5 12.6 馬なり余力 セットリスト(新馬)一杯を0.7秒追走1.2秒先着
鞍上が誰になるのかまだ未定ですが、今回のレースはおそらく逃げることになりそうです。
今回のレースでなんとか「復活」となって欲しいですね!
アリシアン(牝3)
【プロフィール】
- 血統 :父エピファネイア×母ベネディーレ(母父:クロフネ)
- 生産 :新ひだか産
- 所属厩舎:加藤征弘 厩舎(美浦)
【関係者のコメント】
美浦トレセン在厩。昨日そして今日と坂路にて調整されています。
「前走の疲れは順調に回復しましたので、このまま続戦の方向で。すでに通常の調教に戻しており、今朝は普通キャンター2本を乗りました。次走は1月9日(日)中山9R 朱竹賞(3歳1勝クラス・芝1200m)を目標に、週明け火曜日に坂路にて15-15程度の調整を行う予定で考えています」(加藤征調教師)
美浦トレセン在厩。まずはレース後の様子見が行われています。
「レース翌日、右前にいくらかソエの症状がありましたが、回復可能な範囲内であると判断し、引き続き様子を見ているところです。馬体に関しては特に問題なさそうですので、もうしばらくトレセンに在厩させたまま回復状況を見守り、今後の方針を立てていければと思います」(加藤征調教師)
五分のスタートから、前半は無理なく好位の内で脚を温存。直線を迎えて追い出されると、ゴール前クビ差とらえて最先着。復帰初戦を初勝利で飾ってくれました。
「もっとスピードを活かすような形になるかとイメージしていましたが、実際は内のポケットで脚を溜め、最後もしっかりと応えてくれる収穫のある内容で勝つことができました。ありがとうございました」(石川騎手)
「騎手が跨るとスイッチが入ってしまうところがありますので、今回は意識的にしっかりと仕上げて距離を短縮。それが功を奏しましたね。枠順や展開を味方にできたことも大きかったと思いますが、ひと夏越して馬も成長してくれました」(加藤征調教師)
◆パドックではまだ幼さを見せていましたが、前捌きなどはスムーズ。レース前半は絶好のポケットで脚を溜めることができ、これ以上ないタイミングで逃げ馬を捕らえる理想的な展開で先頭ゴール。3戦目での嬉しい初勝利となりました。なお、このあとは、「上がりの様子を確認しながら慎重に検討していく」(師)予定となっています。(HTC)
12月11日(土)中山4R 2歳未勝利(芝1200m)に石川裕紀人騎手にて出走予定。
「きのうウッドにて長めから併せ馬で馬なりの調整を行いました。今週も雨でしたが、やや重たい馬場コンディションにもかかわらず最後まで手応え良く、お釣りのある動きを見せてくれました。これで出走態勢は整ったと見てよいでしょう。放牧明けですが、良い状態でレースを迎えることができそうです」(加藤征調教師)
美浦トレセン在厩。昨日、坂路にて併走で追い切られています。
「きのう坂路にて馬なりの調整を行っており、降雨の影響でかなり重たい馬場でしたが、先週と同じく力強い動きを見せてくれましたよ。段々と良い状態に仕上がりつつあるのではないでしょうか。レースは来週12月11日(土)中山4R 2歳未勝利(芝1200m)、鞍上は石川裕紀人騎手を予定しています」(加藤征調教師)
前走の未勝利戦で、「勝利」を掴んでくれたアリシアンの次走が、1月9日(日)中山9R 朱竹賞(3歳1勝クラス・芝1200m)となりました。
未勝利戦の勝ちっぷりはなかなか良かったですし、グリーンチャンネルの結果分析での評価も高かったですね。
もともと馬っぷりは良かったので、今回のレースでどんなレースを見せてくれるのか楽しみにしたいと思います!
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広尾サラブレッド倶楽部資馬近況(64)牧場在厩馬編
続いて、牧場在厩馬たちの近況を見ていきます。
カナロアガール(牝6)
【プロフィール】
- 血統 :父ロードカナロア×母サンデーローザ(母父:サンデーサイレンス)
- 生産 :平取産
- 所属厩舎:田村康仁 厩舎(美浦)
【関係者コメント】
岩城ステーブル在厩。おもに角馬場でのウォーミングアップ後、周回コースにてハロン18~20秒ペースのキャンター2400mを乗られています。
「トレッドミル併用で普通キャンターの調整。特にレースのダメージはなく、馬体も細く映りませんが、前回よりもキャンキャンするところを見せずに、すんなりとおさまって駆けてくれている印象でしょうか。良くも悪くも今は馬が落ち着いている感じがしますね。これからペースを上げていく中で、変化などを窺っていければと思います」(岩城代表)
昨日、岩城ステーブルへ放牧に出ています。
「レース後も脚元を含めて特に問題は見受けられません。ただ、年内は節の関係で芝レースに使えそうにもありませんからね。ここはいったん近隣の牧場で待機し、調整してもらうこととしました。今後は毎週の想定で出馬状況を確認しつつ、適したタイミングで帰厩させる予定。1月中の出走、ラストランに向けて進めていければと考えます。さすがに2月以降の出走となると繫殖入りに影響が及びかねませんので、何とか来月のうちにもう一戦を叶えてあげたいところです」(田村調教師)
スタートを五分に出て、道中は中団より後方の内で待機。最後の直線を迎えて内から脚を伸ばしにかかりましたが、残り200mを切って前が壁になり、結果9着での入線となっています。
「直線に向くまではスムーズにいきましたが、いざというタイミングでうまく捌けませんでした。ラストがスムーズであれば、掲示板くらいはあったかもしれません」(津村騎手)
「状態は良かったですし、4コーナーまでうまく脚を溜めることができ、もしやと思わせる競馬に持ち込めたのですが、直線でうまくいきませんでした。それなりの内容があっただけに悔しいですね。進退については今すぐに判断するのではなく、馬の上がりの様子や来週の想定などを確認しながら慎重に考えていく形でもよいのではないでしょうか」(田村調教師)
◆エネルギッシュでデキの良さが窺える脚捌き。4角まではほぼ完璧なレース運びで、直線を迎えて弾けそうな勢いでしたが、残り200mを切って前を行く7枠2頭が壁になってしまいブレーキを踏む形。展開も味方してくれそうな流れだっただけに、何とも悔しい結果となりました。なお、来春からの繁殖入りに際して適度な準備期間を必要とする状況下ではありますが、「1月までにレースに使えそうであれば、もう一戦も選択肢に」と調教師。「とりあえず1週間ほど考えた上で」結論を出していくことになりました。(HTC)
12月12日(日)中山8R 1勝クラス(芝1800m)に津村明秀騎手にて出走予定。
「帰厩後も順調に調整できており、馬体に問題はなく、昨日は雨の中でも頑張って走ってくれていましたよ。当初予定していた中京のレースは除外濃厚でしたからね。今週末の出走に照準を合わせて進めてきましたので、最終的には出走可能な中山の芝1800mに回ることになりました。来年はもう6歳。近走の戦績などから、そろそろ繁殖入りのタイミングを検討していく時期を迎えているようにも思われますので、限られた出走機会を悔いなく戦っていきたいところです。今回のレース内容や結果も含めて、進退を考えていきましょう」(田村調教師)
美浦トレセン在厩。今朝、坂路にて追い切られています。
「引き続き、体つきは以前のような細い感じではないですし、順調に調整できていますよ。レースは来週末の出走をイメージしており、中山だと1800m、中京だと1600か2000m。距離だけで言えば1800mなのかもしれませんが、果たしてメイン開催のメンバーでどうなのかと。前走でそれなりに伸びていたことですし、今のところは12月12日(日)中京7R 1勝クラス(芝1600m)を中心視して考えています」(田村調教師)
前走は、最後前が詰まり気味となり、9着に敗れてしまったカナロアガールですが、今月のレースを最後に繁殖入りが決まっています。
昨年は、体調等の問題もなかったのですが、長い休養期間があり、ちょっともったいなかったなぁという印象があります。
とは言っても、あと一走に変わりはないので、ここは悔いのない走りで締めてもらいたいと思います!
パンサラッサ(牡5)
【プロフィール】
- 血統 :父ロードカナロア×母ミスペンバリー(母父:Montjeu)
- 生産 :新ひだか産
- 所属厩舎:矢作芳人 厩舎(栗東)
【関係者のコメント】
スタートを決めて先頭に立つと、道中は後続を離しての単騎逃げ。3~4角でも譲ることなく、16番と並ぶように最後の直線を迎えましたが、ラストは脚が上がってしまい失速。結果13着での入線となっています。
「最初の1000mを59秒5で逃げる形は指示どおり。普通であれば10馬身ほど離せるところですが、福島記念を勝った時のインパクトが強かった分、早めに潰しにこられてしまいました。ただ、やりたいレースは出来ましたので、来年さらに力をつけて挑戦を続け、上をめざしていきたいと思います。応援ありがとうございました」(矢作調教師)
◆宣言どおりの逃げ戦法でレースをつくりましたが、今回は最強レベルが集うG1の大舞台。やはり楽には逃げさせてもらえず、道中で息つく間もないタフなレースとなり、早めに手応えがなくなってしまいました。それでも最後まで強い気持ちで走り抜けてくれたことですし、今回のレースを経験した分のさらなる成長にも期待を寄せつつ、また来年チャレンジを続けていきたいと思います。(HTC)
12月26日(日)中山11R 有馬記念(GⅠ・芝2500m)に菱田裕二騎手にて出走予定。
「きのう坂路にて馬なり単走で51秒と速い時計になりました。先週ジョッキーを乗せてしっかり追い切ったことでガスも抜けてこの馬なりに落ち着いていますし、息の入りや体も上々。楽に時計が出てしまうくらい、状態は間違いなく良いですよ。実戦でもスローに落とせないようなところがありますので、距離延長がどうかですが、持ち味は前走のようなハイペースでの逃げ。スタートもいいですし、迷わずに行ってどれだけ残せるかだと思います(矢作調教師)
栗東トレセン在厩。今朝、Cウッドにて単走で追い切られています。
「いつも以上に元気が良すぎる感じで、昨日の坂路で力んでいた点が少々気掛かりでしたが、今朝の追い切りではそのようなところがなく、動き・時計ともに良かったので、まずはひと安心ですね。騎乗した菱田騎手によれば、『とても乗りやすかったですし、感触を掴むことができました。良い追い切りができたと思います』とのこと。現時点ではやや余裕のある体つきですが、今日長めからしっかりとやったことにより、いい形で本番を迎えられそうです。来週12月26日(日)中山11R 有馬記念(GⅠ・芝2500m)、引き続き、菱田裕二騎手で臨みます」(矢作調教師)
栗東トレセン在厩。今朝より坂路入りを開始しています。
「心身ともに特に問題はないようですね。ファン投票の結果を受けて出走できる見込みのようですから、12月26日(日)中山11R 有馬記念(GⅠ・芝2500m)を本線として調整を進めていきたいと思います」(矢作調教師)
本日、栗東トレセンに帰厩しています。
「きのう坂路で半マイル57秒程度、無理せずサーッとやりました。馬は相変わらず元気いっぱいの様子ですから、このところの好調ムードをしっかりとキープした状態で送り出すことができたと思います」(小泉厩舎長)
パンサラッサは、何といっても有馬記念に出走できたことが嬉しかったですね。
結果としては、距離も2500mでしたし、相手も強力なメンバーでしたから、前走のように大きく離しての逃げとはなりませんでした。
その中でも、宣言通りの逃げとなり、最後はさすがに脚が上がってしまい13着。
ですが、令和のツインターボと称されたり、出資者としては嬉しい1年でしたね。
今年は、さらに力を付けてG1でも勝ち負けできるような存在になって欲しいと思います!
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キングエルメス(牡3)
【プロフィール】
血統 :父ロードカナロア×母ステラリード(母父:スペシャルウィーク)
生産 :新ひだか産
所属厩舎:矢作芳人 厩舎(栗東)
【関係者のコメント】
三重ホーストレーニングセンター在厩。現在は、曳き運動30分にて管理されています。
「さらに曳き運動の時間を延長し、たっぷりと日に30分。球節に腫れはなく、術後の経過は良好ですよ。年末年始にかけてウォーキングマシン入りのタイミングを窺っていき、段々と運動量を増やしていきたいところ。60分まで延ばしていく中で、(大規模な調教施設がある牧場への)移動が見えてくるものと思われます」(伊藤場長)
三重ホーストレーニングセンター在厩。先週後半より、曳き運動を開始しています。
「運動時間10分から開始して、現在は20分。その後も球節は落ち着いており、大人しく歩いてくれていますよ。急に暴れられても困りますので、目下は曳き運動でその時間を延ばしていく形。それからウォーキングマシン入りへつなげていければと思っています」(伊藤場長)
三重ホーストレーニングセンター在厩。舎飼による管理が続けられています。
「予定よりも少し早くなりましたが、先週末にレントゲン検査を行ったところ、『変に骨膜が出ることもなく経過は良好』(獣医師)とのこと。この結果を受けてトレセン担当の装蹄師に、球節に負担がかからないよう薄いゴムを挟んで蹄鉄を履かせてもらいました。もう数日ほどは舎飼で大事を取り、曳き運動開始のタイミングを窺っていきたいと思います」(伊藤場長)
三重ホーストレーニングセンター在厩。引き続き、舎飼により安静を保っています。
「馬房内で大人しくしてくれており、手術箇所についても落ち着いている状況。経過は良好と言ってよいでしょう。来週後半あたりにレントゲン検査でチェックを行い、結果に問題がないようであれば、獣医師の指示のもと曳き運動を始めてみようかと思っています」(伊藤場長)
キングエルメスは、朝日杯フューチュリティステークスの前哨戦となる2歳重賞の京王杯2歳S(G2)を勝ってくれたり、先々が楽しみになる活躍を見せてくれました。
ですが、残念ながら骨折ということで、今年のNHKマイルCを目標にリハビリを行っています。
術後の経過も良好とのことで、このまま順調に調整が進めば、今年の目標はNHKマイルCと言うことになりそうですね。
その前に一戦挟むのか、調整次第とはなりそうですが、今年一番活躍が楽しみな存在となりそうです!
ルーシッド(牡3)
【プロフィール】
- 血統 :父ダンカーク×母スイートマカロン(母父:Tale of the Cat)
- 生産 :新ひだか産
- 所属厩舎:高柳大輔 厩舎(栗東)
【関係者のコメント】
栗東トレセン在厩。術後の様子見が続けられています。
「引き続きトレセン診療所に入院しており、ここまで術後の経過に問題は見られません。このまま順調にいけば、週明けにも抜糸をして退院できる見込み。その後は近隣の島上牧場に移動のうえ、しばらくは馬房内休養で安静を保ち、日数が過ぎるのを待つ形となります」(高柳大調教師)
栗東トレセン在厩。昨日の追い切り後より左前肢に違和感が生じたことから、レントゲン検査を行った結果、左中手骨の骨折が判明。午後よりトレセン内の診療所にて緊急のボルト手術を受け、無事に終えています。
「追い切りは3頭併せの後ろから行って、最後は併走。テンから行かせた分、終いに時計を要しましたが全体のタイムは優秀で、前回の入厩時よりも明らかに良化を示していただけに残念でなりません。骨折は中手骨にヒビが入っている状態。6ヶ月の見舞金を申請し、今後は未勝利戦終盤のラストチャンスにかけてきたいと考えます。今のところ術後の経過に問題はありませんので、2週間ほどで退院できるものと思われます」(高柳大調教師)
栗東トレセン在厩。昨日、ポリトラックにて併せ馬で追い切られています。
「馬場状態が悪そうでしたので、今週はポリトラックにて上がり重点で行きました。先週のラストの方が迫力ある動きだったようにも思いますが、昨日は併せた馬を終い1ハロンで抜き去ってしまった分、少し気を抜いてしまったのかもしれません。引き続き、追い切りの動きを確認しつつ、出走態勢を整えていければと思います」(高柳大調教師)
栗東トレセン在厩。今朝、Cウッドにて3頭併せの真ん中で追い切られています。
「まだトモが甘い感じではありますがハミ掛かりは良く、前回の入厩時よりもシャープな印象ではあるものの全体的に成長してバランスが良くなってきている印象でしょうか。それに以前よりも少し煩くなってきており、やんちゃな部分を見せている点がプラスに働いてくれればと思います。今朝は全体の時計は遅く、終い1ハロンまでの手応えもひと息でしたが、ラスト抜け出してからは一気に前に出て、ゴール後も勢いが止まらない様子でしたからね。このひと追いで変わってくれることを期待します」(高柳大調教師)
ルーシッドは、復帰戦が見えてきたところで骨折が判明。
6カ月の見舞金を申請したとのことで、3歳未勝利戦のギリギリのところでの復帰戦となりそうです。
それまでの調教を見ていても、漸く動けるようになってきたかなというところだったので残念ではありますが、こればかりは仕方ありませんね。
順調に回復することを願うだけです。
※出資馬画像、コメントはクラブホームページ(広尾サラブレッド倶楽部)より許可をいただき掲載しています。