【広尾サラブレッド倶楽部出資馬近況㉜-1】
バスラットレオン(牡3)が2021年4月10日の中山11RニュージーランドT(GⅡ)で、2着馬のタイムトゥヘヴンに5馬身差をつけて圧勝しました(^^♪
これで堂々と次走のNHKマイルC(GⅠ)へ向かうことが出来ますね。もちろん、レース後の状態を確認する必要はありますが、強い勝ち方でしたし、最後は流す余裕もあったので楽しみですね!
これで、広尾での出資馬ではクレッシェンドラヴに続き2頭目の重賞馬となります。本当に陣営の方々には感謝しかありません。
獅子奮迅の圧勝劇
名門厩舎からまた新星誕生#バスラットレオン#藤岡佑介#ニュージーランドThttps://t.co/bx51Gjyleh撮影:下野雄規 pic.twitter.com/gv5pgDIEkZ
— netkeiba (@netkeiba) April 10, 2021
【バスラットレオン】レースぶり
【レース内容】
スタートはやはり速いですね。すんなりとゲートを出ると、軽く促されて先頭へ。同厩のゲンパチミーティアが控えた為、そのまま集団を引っ張る形に。
1000m通過が58.5と道中のペースはM。かかることもなく、楽な手応えのまま3~4コーナーを回ると、直線では後続を突き放し、2着馬のタイムトゥヘヴンに5馬身差をつける圧勝劇となりました。今までの重賞での惜敗の鬱憤を晴らす素晴らしい勝ちっぷりでしたね(^^♪
デビュー戦と前走、そして今回のレースを見ていて思ったのが、この馬はスタートから出して行っても掛からないレースセンスと、スピードの持続力が最大の長所でしょうね。
控えてしまうと周りに遠慮するのか、それとも勝負根性が欠けているのか良さが出ませんよね(^^;
【バスラットレオン】 陣営のコメント
陣営のコメントをそれぞれ見ていきたいと思います。
藤岡佑騎手のコメント
つかまっているだけでした。強かったですね。スタートの速い馬で、前に進みたい気持ちが強くて助かります。思っていた以上にペースも楽でしたし、4角を回る時には負けないだろうという手応え。直線では、馬場の内側が緩く感じていましたので少し外に出して、最後はもう流す余裕がありました。ずいぶんと体がしっかりしてきましたし、デビュー前の追い切りの時から素晴らしい動きをしていた馬ですからね。やっと重賞を勝つことができて良かったと思います。まだまだ上を目指せる馬。これからさらに成長してくれれば、GⅠでも十分能力を発揮してくれるのではないでしょうか。今は先行する形で結果が出ていますが、タメが利けば、将来的には末脚を使えるようになるのではないかと思っていますので、まだまだ可能性のある馬だと思います
引用元:広尾サラブレッド倶楽部
藤岡騎手は、デビュー前から調教で跨っていましたし、バスラットレオンの力を信じて上手く導いてくれました。まさにデビュー戦のレースを見ているかのようでしたが、まだ3歳の春ですし、これからどんな成長を見せてくれるか非常に楽しみになる勝ち方でした。
「まだまだ上を目指せる馬」と仰ってくれているように、これからさらに成長してくれたら「GⅠ馬」という称号が得られる日もそう遠くないかもしれませんね。
今は逃げる戦法が一番力を発揮しやすいかもしれませんが、「将来的には末脚を使えるようになる」とあるように、脚質の幅が広がってくれば色々な可能性が広がりますね(^^♪
矢作調教師のコメント
それにしても強かったです。自分で探してきた馬でみなさんと一緒に勝てたこと、調教師冥利に尽きます。今、私から言えるのは『ありがとうございます』です。まだまだ頑張りますので、引き続きよろしくお願いいたします
引用元:広尾サラブレッド倶楽部
このバスラットレオンは当歳の時に「矢作調教師自身が選んだ馬」ですから、本当に馬の素質を見抜く目利きが凄いですよね。キャロットのリスグラシューも募集馬ツアー前に、矢作調教師の「高評価」の情報が流れたこともあり、その年の募集馬の人気NO1になった記憶があります。
また、矢作調教師はレースを使いながら馬を強くしていくところもあり、使い方も独特ですよね。今後のバスラットレオンがどんな軌跡を辿るのかワクワクします(^^♪
クラブのコメント
関東圏の輸送も無事にクリア。内枠から競られることなく先手を奪った時点で有利に働き、直線では2着馬に5馬身差をつける完璧なパフォーマンスで待望の重賞制覇となりました。このレースに向けてしっかりと調整を図ってくれた陣営と本馬の力をうまく引き出してくれた鞍上には感謝してもしきれません。なお、このあとは、5月9日(日)東京11R NHKマイルカップ(GⅠ・芝1600m)に向けて、まずはレース後の回復状況を窺っていきます。
引用元:広尾サラブレッド倶楽部
今回の勝因は、確かに展開が向いたこともあるかもしれません。特に競ってくるライバル馬もいませんでしたし、楽に先手を奪えた時点でこの馬の勝ちレースでしたからね。鞍上の藤岡騎手も絶妙なペース配分で、バスラットレオンの力を存分に発揮してくれたと思います。
次走はもちろん優先出走権を獲得したNHKマイルが目標となりますが、中山から東京へと舞台が変わります。データを見ると、ニュージーランドTを制した馬がNHKマイルを制したのは、近年では2012年のカレンブラックヒルまで遡ります(^^;
あまりデータ的には良くありませんが、それを覆すような結果を期待したいと思います。
【バスラットレオン】重賞初制覇!次走NHKマイルへ向け好発進!まとめ
見事に重賞初勝利を飾ったバスラットレオン。次走はもちろんNHKマイルが目標となります。
次走はGⅠとなるので、当然今までにバスラットレオンが勝てなかった相手も出走してきます。そんな相手と再び戦うことになるので、リベンジしたいですね。
ソダシも距離を考えてオークスではなく、NHKマイルに出走してくる可能性もありますが、3冠を目指すならオークスでしょうかね。
こんな風に色々と妄想できるのも今回勝ってくれたからですが、まずは3歳マイル王者の頂点奪取へ向けて頑張ってもらいたいですね(^^♪
※こんな嬉しいネタもありました。私的には好きな逃げ馬キョウエイマーチが載っていたので、今回のバスラットレオンのレースぶりもちょっと重ねて見てしまいました(^^♪
【#NZT】
1着バスラットレオンと2着タイムトゥヘヴンのタイム差は0秒9。1986年以降、マイル以下のJRA重賞で2着に0秒9差以上つけて勝利した馬は、のべ14頭中11頭が(“のちの”含む)GI馬。NZTでは1988年のオグリキャップ以来。https://t.co/jfS6gaDHKK
※やや強引な括りですが、話のタネに。 pic.twitter.com/u6My2zLAkA
— netkeiba (@netkeiba) April 10, 2021
※出資馬画像、コメントはクラブホームページ(広尾サラブレッド倶楽部)より許可をいただき掲載しています。