【キャロットクラブ出資近況55】
《更新日8/18~21》
- 【トレセン在厩馬】:ラヴォルタ、エターナルピース
- 【牧場在厩馬】:ラクスバラディー、アレマーナ
先週の競馬に、キャロットの出資馬では、エターナルピースが3歳未勝利戦に登場。
脚部不安から復帰した矢先にトモを傷めてしまい、崖っぷちな一戦となっていました。
まともに走れるのか心配もしていましたし、11カ月振りとなるレース。
どんな競馬になるのか不安の方が大きかったですね(^^;
結果としては、まさかの逃げ切り勝ちとなり、見事に未勝利戦脱出し、先に繋げることが出来ました。
レース結果と他の出資馬の近況も含めて振り返ってみたいと思います。
ラヴォルタ(牝3)
【プロフィール】
- 生年月日:2018年4月11日
- 毛色 :鹿毛
- 血統 :父ロードカナロア×母フロアクラフト (BMS:フジキセキ)
- 生産 :ノーザンファーム
- 所属厩舎:田村康仁厩舎(美浦)
【関係者のコメント】
21/8/19 田村厩舎
18日は軽めの調整を行いました。19日は美浦南Wコースで追い切りました(66秒3-50秒7-37秒0-11秒7)。「先週に続いて今週もウッドチップコースに入り、長めから動かしながら徐々にピッチを上げて実質5ハロンの距離で時計を出しています。全体が66秒3の終い1ハロン11秒7という時計。時計はもちろんのこと、脚取りもしっかりとしていていいですね。体は変わらずいい状態を保てていますし、良い調子です。このまま進めていければ再来週には十分に仕上がると思いますし、この調子でピッチを上げていきます。鞍上は戸崎ジョッキーにお願いしています」(田村師)9月4日の新潟競馬(3歳上1勝クラス・芝1600m)に戸崎騎手で出走を予定しています。
先週の追い切りを見ても、馬なりで終い1ハロン11秒7と良い状態を保てていることが分かりますね。
このまま順調に行ってもらえたら、復帰戦が凄く楽しみです(^^♪
エターナルピース(牝3)
【プロフィール】
- 生年月日:2018年2月14日
- 毛色 :鹿毛
- 血統 :父ディープブリランテ×母ピースエンブレム(BMS:ウォーエンブレム)
- 生産 :ノーザンファーム
- 所属厩舎:和田正一郎 厩舎(美浦)
【関係者のコメント】
21/8/21 和田郎厩舎
21日の新潟競馬ではスタートを決め、先手を奪う。そのまま直線へ向かうと人気馬との叩き合いになるが、僅かに凌いで見事優勝。「会員の皆様おめでとうございました。正直、かなりハードルの高い戦いでしたので、本当によく勝ち切ってくれました。トモを傷めなければここまでハラハラすることもなかったのかもしれませんし、ご迷惑をおかけしてしまったことを本当に申し訳なく思っています。これも馬の能力の高さがなければ無理な話でしたでしょうし、天栄でトモのケアと調整をしっかりとやってもらったおかげで勝利できたと思っています。レースからまださほど時間が経っていない状況ではありますが、今のところ歩様に大きな乱れはなさそうです。ただし、時間が経って変わる可能性も十分に考えられますから、しばらく時間をかけて経過を見ていきたいと思います」(和田郎師)前走は約1年前のデビュー戦で、その間脚部不安を発症し、また再入厩後1本目の追い切りでトモを傷めて不安を抱えた状態の調整を余儀なくされてしまったことから、トレッドミルを有効活用できるように牧場でギリギリまで乗り込んでもらって今回のレースへ挑むことになりました。調整過程から正直かなり厳しいものがあったと思いますが、そこは牧場そして厩舎が連携し、見事に優勝に導いてくれました。それ以上に、馬の能力がないとこのようなことを達成することはまず難しいでしょう。いずれにせよ、最後まで諦めない気持ちが実を結んだ結果であり、携わってくださった方々、応援いただいた会員の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。もちろん勝ったからと言って喜んでばかりもいられません。反動が心配でもありますから、この後の様子を慎重に見極める期間を設けてから今後について検討していくことになると思います。
21/8/18 和田郎厩舎
18日は美浦南Pコースで追い切りました(67秒1-52秒2-38秒5-12秒2)。「先週帰厩して様子を見ながら日曜日に軽く時計を出したところ右腰の歩様の違和感はあるものの、その調教を経て悪化することはありませんでした。そのことを確認したうえで今朝改めて追い切りました。馬なりで66秒ほど。走りやすいポリトラックということもありますけれど、前向きさを感じさせ、終いまでしっかりと走れていたので良かったと思います。息遣いに若干物足りなさはありますが、肉体面への負担を考えてこの調整過程を選びましたし、致し方ありません。また、追い切り後右トモが疲れた印象はありますが、直後ならば当然のことでもありますし、競馬まで日数がありますから、できるケアをしっかりと施して少しでもいい状態で臨めるようにしたいと思っています。ゲートの確認を行ったところ大丈夫そうでしたが、競馬までに今一度確認し、肉体的余裕があるようならば軽く出すことまで採り入れることも考えてレースに備えようと思っています。鞍上は歩様等々も含めて理解し、かつ、一生懸命に乗ってきてくれることを期待して野中ジョッキーに依頼しています」(和田郎師)21日の新潟競馬(3歳未勝利・芝1400m)に野中騎手で出走を予定しています。
最初にも触れましたが、本当に崖っぷちだったエターナルピース。
この一戦で終了となる可能性もあっただけに、この未勝利戦を勝ち切ったことは本当に馬自身と野中騎手を始めとする関係者の方々に感謝しかありません。
まずは、レース後の状態が気になりますが、とりあえずは歩様に問題はなさそうです。
ですが、和田調教師がコメントしているように、時間が経って影響が出てくることもあるので、このまま何事もなく、無事でいてくれたらと思います。
ラクスバラディー(牝2)
【プロフィール】
- 生年月日:2019年3月20日
- 毛色 :鹿毛
- 血統 :父ドゥラメンテ×母リッチダンサー (母父:Halling)
- 生産 :ノーザンファーム
- 所属厩舎:清水久詞 厩舎(栗東)
【関係者のコメント】
21/8/18 NFしがらき
17日にNFしがらきへ放牧に出ました。「先週の競馬は申し訳ありませんでした。雨は降っていましたが、馬場に関してはジョッキーも特に何も言っていませんでしたし、やはり力んでいた分なのかもしれません。レース後は特に馬体の傷みなどはありませんでしたが、暑い時期に続けて使った後ですから、無理せずいったん放牧に出させていただきます」(清水久師)
相手関係からも「勝ち」を意識していたのですが、残念ながらまたもや「勝利」はお預けとなってしまいましたね。
敗因に関しては、馬場よりも「力み」とのコメントもありますが、暑い中での調整でしたし、ここはしっかりと立て直してもらって、次走こそ「勝利」を期待したいと思います。
アレマーナ(牝2)
【プロフィール】
- 生年月日:2019年4月5日
- 毛色 :鹿毛
- 血統 :父キングカメハメハ×母フロアクラフト (BMS:フジキセキ)
- 生産 :ノーザンファーム
- 所属厩舎:松下武士 厩舎(栗東)
【関係者のコメント】
21/8/18 NFしがらき
18日にNFしがらきへ放牧に出ました。「先週の競馬は申し訳ありませんでした。父がキングカメハメハということで馬場が悪くなってもこなしてくれると思っていたのですが、残念ながらレース中はずっと下を気にしていたようで、力を出し切れずに終わってしまった印象です。レース後は左前の球節に少しむくみが出ているのですが、骨や腱に異常はなく、歩様も問題ありません。特に心配するほどではないと思うのですが、おそらく疲れから来るものでしょうし、ここは無理せずいったん放牧に出させていただきます」(松下師)
父がキングカメハメハということもあり、血統的に道悪もこなしてくれると松下調教師は思われていたようですね。
他からもそういった声も出ていましたが、リッチダンサー系はあまり馬場が悪いとよくないですからね(^^;
母であるフロアクラフトは、道悪は全くダメでしたから。
次走は是非とも「良馬場」で走る姿をみたいところです!
まとめ
キャロット出資馬の近況とエターナルピースの未勝利戦の結果を見てきました。
エターナルピースは11カ月振りのレースで、しかもトモを傷めて完治していないなかでの競馬となりましたが、まさかまさかの逃げ切り勝ち!
思えば、母ピースエンブレムに初めて出資したことがきっかけでキャロットクラブに入会したので、思い入れが深い母の産駒での勝利は格別です。
兄のノーブルエンブレムは、期待されながらも骨折で引退でしたし、産駒にもなかなか恵まれなかった中でエターナルピースの勝利ですからね。
今後も無事に、そして将来的には繁殖としても期待しています。
※出資馬画像、コメントはクラブホームページ(キャロットクラブ)より許可をいただき掲載しています。