《更新日11/17~11/29》
- 【トレセン在厩馬】:カナロアガール、ルーシッド、アリシアン
- 【牧場在厩馬】:クレッシェンドラヴ、パンサラッサ、バスラットレオン、キングエルメス
11月も終わりに近づき、12月に入ると年末のグランプリに向けて気持ちが高ぶってきそうな今日この頃。
その年末のグランプリ「有馬記念」に出走を予定しているパンサラッサ。
令和のツインターボと称された福島記念ですが、有馬記念での走りも楽しみですね!
まだ出走できるかは確定はしていませんが、今のところ出走できるのではとの見方が出ていますね。
では、各馬の近況を見て行きます。
広尾サラブレッド倶楽部出資馬近況(63)トレセン在厩馬編
トレセン在厩馬の近況を見ていきます。
カナロアガール(牝5)
【プロフィール】
- 血統 :父ロードカナロア×母サンデーローザ(母父:サンデーサイレンス)
- 生産 :平取産
- 所属厩舎:田村康仁 厩舎(美浦)
【関係者コメント】
21.11.26本日、美浦トレセンに帰厩しています。「回復が進み、今週末にハロン16秒程度をやる予定になっていましたので、ここからはトレセンの方でペースを上げていきたいと思います。中京開催を中心として、追い切り本数を重ねていくなかで目標レースを定めていきましょう」(田村調教師)
21.11.24岩城ステーブル在厩。おもに角馬場でのウォーミングアップ後、周回コースにてハロン18~20秒ペースのキャンター2000~3000mを乗られています。馬体重522kg(11月下旬測定)
「トレッドミルでのキャンター調整と併行しながら進めており、現在の普通キャンター調教をベースとして、これから少しずつピッチを上げていく予定になっています。季節柄、やや冬毛が伸びている感じではありますが、体調そのものに問題はなく、進めて行くにあたって馬の雰囲気も悪くありません」(岩城代表)
21.11.17岩城ステーブル在厩。おもに周回コースにてハロン18~20秒ペースのキャンター2000~3000mを消化しています。
「ほどなく筋肉疲労が和らぎ、回復してくれましたので、現在は普通キャンターまで進めている段階。頑張りすぎるような面がある一方で、他に意識が行ってしまうような面もありますので、力の入れ所や集中力といった点に注意しながらピッチを上げていければと考えます。飼葉喰いは良好です」(岩城代表)
ルーシッド(牡2)
【プロフィール】
- 血統 :父ダンカーク×母スイートマカロン(母父:Tale of the Cat)
- 生産 :新ひだか産
- 所属厩舎:高柳大輔 厩舎(栗東)
【関係者のコメント】
21.11.2926日(金)に栗東トレセンへ帰厩。翌日より坂路入りを開始しています。
21.11.24チャンピオンヒルズ在厩。週2回の速めをコンスタントに消化。今週末の栗東トレセン帰厩が予定されています。
「今日も周回コースで半マイル52秒。時計自体は先週と同じくらいですが、先週よりも動けるようになっていたと思います。本馬の場合はおそらく集中力がカギ。こちらでもコースで速めを重ねたことが、どれだけプラスに転じてくれるかでしょう。トレセンでの追い切りや実戦において、本気の走りを見せて欲しいものです」(木村マネージャー)
21.11.17チャンピオンヒルズ在厩。今週もおもに周回コースにてハッキングキャンター2200m、坂路にてハロン16~18秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
「今朝、周回コースで半マイル52秒程度。今日は一周目から馬にやる気があり、ちゃんと動いてくれました。勢いがある時とそうでない時の差が激しすぎるということは、やはり子供っぽさが抜けていないということですよね。馬体的には段々と動ける体になっていますので、あとは気性面の成長。自身との闘いになってくるのではないでしょうか。こちらとしても、なるべく常時動いてくれるように努力していきたいと思います」(木村マネージャー)
アリシアン(牝2)
【プロフィール】
- 血統 :父エピファネイア×母ベネディーレ(母父:クロフネ)
- 生産 :新ひだか産
- 所属厩舎:加藤征弘 厩舎(美浦)
【関係者のコメント】
21.11.25美浦トレセン在厩。昨日、坂路にて併せ馬で追い切られています。
「日曜日から坂路2本乗りとしており、昨日の2本目には馬なりで54秒を計時。力の要る馬場にも関わらず、しっかりとした脚色で動けていましたよ。これをステップとして、来週からはレースに向けての負荷をかけていく予定です。この中山開催での復帰を目標に進めていきましょう」(加藤征調教師)
21.11.18美浦トレセン在厩。今朝より坂路入りしており、まずは普通キャンター1本を消化しています。
「第5回中山開催(12/4~28)での出走を目標に、徐々にピッチを上げていきたいと思います」(加藤征調教師)
21.11.17先週末、昨日と速めを消化。本日、美浦トレセンに帰厩しています。
「先週末に3F42秒程度、昨日は半マイル55秒を順調に消化できました。瞬発力といった点で課題は残りますが、この期間での乗り込みによりパワーが付き、馬の雰囲気は良くなっていますからね。全体的な体力向上が進んだ今、この状態でどれくらいやれるのか、レースぶりに注目したいと思います」(佐久間代表)
広尾サラブレッド倶楽部資馬近況(63)牧場在厩馬編
続いて、牧場在厩馬たちの近況を見ていきます。
クレッシェンドラヴ(牡7)
【プロフィール】
- 血統 :父ステイゴールド×母ハイアーラヴ(母父:Sadler’s Wells)
- 生産 :新ひだか産
- 所属厩舎:林徹 厩舎(美浦)
【関係者のコメント】
21.11.24テンコートレーニングセンター在厩。今週より走路入りを開始しています。馬体重520kg(11月中旬測定)
「現在は軽いキャンターを2000m。走路入り後も骨瘤は問題ないですし、この中間、調教師にも実際に確認してもらい、『笹針明けだった前回の立ち上げ時よりも具合はむしろ良いぐらい』ですので、来週から坂路に入れて乗り進めて行くことになりました」(伊藤マネージャー)
21.11.17テンコートレーニングセンター在厩。引き続き、ウォーキングマシンとトレッドミルにて調整されています。
「骨瘤は着々と落ち着いてきており、現在は(トレッドミルにて)2.5~3%の傾斜をつけて軽いキャンターを2500m相当。徐々に運動量を上げている段階です。来週から騎乗を開始してみて骨瘤がどこまで疼くのか否か、その感触を窺っていければと思っています。存分に体を動かせていない状況下ではありますが、馬にストレスが溜まっている様子は見受けられません」(伊藤マネージャー)
パンサラッサ(牡4)
【プロフィール】
- 血統 :父ロードカナロア×母ミスペンバリー(母父:Montjeu)
- 生産 :新ひだか産
- 所属厩舎:矢作芳人 厩舎(栗東)
【関係者のコメント】
21.11.24チャンピオンヒルズ在厩。おもに周回コースでのウォーミングアップ後、坂路にてハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化しています。
「休み明けの2走ともに結構ハードなレースだったようにも見えましたが、先週末の獣医師チェックでは、『特に疲れらしい疲れはなく、問題なし』とのこと。馬が成長しているのかもしれませんね。見た目や感触もいつもの通り、元気いっぱいですし、ここからまた少しずつピッチを上げていきたいと思います」(小泉厩舎長)
21.11.17本日、チャンピオンヒルズへリフレッシュ放牧に出ています。
「特に大きな反動はなく、通常のレース後の疲れが見受けられる程度。歩様は全く問題ありませんし、元気にしてくれていますよ。次走に関しては、距離がどうかですが、馬場状態が悪くなる可能性もありますので、12月26日(日)中山11R 有馬記念(GⅠ・芝2500m)も視野に入れて検討していきたいと思います」(矢作調教師)
バスラットレオン(牡3)
【プロフィール】
- 血統 :父キズナ×母バスラットアマル(母父:New Approach)
- 生産 :浦河産
- 所属厩舎:矢作芳人 厩舎(栗東)
【関係者のコメント】
21.11.24チャンピオンヒルズ在厩。週内はウォーキングマシン運動のみでひと息入れる予定になっています。
「先週末にかけて少し動かし始めたところ、左右のバランスがもうひとつで、右手前の走りが本物ではないように感じました。まだ疲れが残っているということだと思います。調教師によれば、『では一週間ほど乗らずにウォーキングマシンで楽をさせてあげよう』とのこと。日に60分の運動のみで、まずはリフレッシュを促していくことになりました」(小泉厩舎長)
21.11.17昨日、チャンピオンヒルズへ放牧に出ています。
「今秋すでに3戦したことですし、まずは牧場で心身のリフレッシュを。軽く気分転換を図ってあげたいと考えます。あくまでも芝が本線ではあるものの、前走で鞍上もダートは悪くないと言っていましたからね。この先も(ダートを)選択肢のひとつとして加えていっても良いのではないでしょうか」(矢作調教師)
「今朝、軽く跨ってみたところ、ひとまず歩様に問題はありませんでした」(小泉厩舎長)
※出資馬画像、コメントはクラブホームページ(広尾サラブレッド倶楽部)より許可をいただき掲載しています。