28日の阪神競馬11R京都2歳ステークスに出走したバスラットレオン(牡3)は6着でした。
期待をしていたのですが、残念な結果となってしまいました(^^;
馬体重は前走からプラス20㎏の482㎏。当然成長分もあったと思いますが、パドックではちょっと太めな感じにも見えましたね。
競馬ブックのパドック評価でも、「太め」との言葉もありましたし。
ただ、輸送で大きく減らすことはなかったので、それは今後を考えると「強み」になりそうです。
【バスラットレオン】のレースぶりは?
スタートは早かったですが、行く馬がいた為、道中は2番手を追走。
1000m通過が61.5秒とややスローペースだったでしょうか。
レースでは坂井騎手のコメントにもありますが、リラックスしてリズム良く走れているように見えました。3コーナー辺りから徐々にペースが上がると、逃げた馬を捉えにかかります。
そのまま4コーナーを回ると残り200mで先頭へ!
このまま突き放すかと期待していましたが、坂で脚色が鈍り、後続の馬たちに交わされてしまい6着でゴールとなりました。
今回は一度頓挫してからの休み明けでしたし、その為に踏ん張り切れなかったのか、それとも距離が長かったのか、期待していただけに本当に残念な結果となりました。
【バスラットレオン】の結果に関係者のコメント
公式で関係者のコメントが出ていますので、それぞれ見ていきたいと思います。
坂井騎手のコメント
「ハナに立ってもいいと思っていましたが、他に行く馬がいましたので、それを行かせて2番手から。馬はリラックスしていました。一旦は前に出たものの、坂で脚が上がってしまいました。もう少し短い距離の方がポテンシャルを出せるのではないでしょうか」(坂井騎手)
毎回スタートが早いので、今回もスタート次第ではハナに立とうと思っていたようですね。
2番手から上手く立ち回ってくれていましたが、最後の坂で脚が上がってしまったということは、太め残りの影響か、はたまた坂井騎手が言うように距離が長かったせいなのか。
どちらとも言えそうですが、坂井騎手はもう少し短い方がバスラットレオンの能力を出せると見ているようですね。
確かに、体型を見るとマイラーっぽいですからね。
矢作調教師のコメント
「太めが残っていたのか、最後の止まり方から距離が長いのか、はたまた差しの決まる馬場でもあったのか。血統的にこの距離も大丈夫と思っていましたが、体型を見ますと、やはり距離短縮を考えなければいけないのかもしれません」(矢作調教師)
矢作調教師も同様の見解を持っているようです。
血統的に距離は持つと思われていたようですが、矢作調教師もバスラットレオンの体型からマイラーと見ているのでしょうか。
次走以降は距離短縮となりそうですね。
岡助手のコメント
「帰厩時から476kgほどあったわけですし、もちろん成長分もあると思います。ただ、レース当日になっての+20kgはちょっと太かったのかもしれません。距離の1ハロン延長がどうかという見方もある中でしたが、攻め馬は先週、今週と抜群に良かったものですから期待はしていました。もう少し粘って欲しかったというのが本音です」(岡助手)
岡助手は、レース前の様々な媒体で輸送や距離のことを心配されていました。しかし、それ以上に調教での動きの良さから、期待をしてくれていました。
確かに、先週は芝・ダートのダービー馬2頭を相手に、互角以上の動きでしたから、もう少し粘って欲しかったという本音はあるでしょうね。
クラブのコメント
真っ先にゲートを飛び出し、落ち着いたペースのなか、番手からレースを進めることができましたが、まだ馬が若く、体を持て余している様子。加えて、休み明けや距離延長なども影響したのでしょうか、最後は伸びあぐねる格好となってしまいました。なお、このあとは、「レース後の馬の状態と相談をしながら。まだトモが緩いようなところもありますが、またよく考えて挽回していきたい」(師)と思います。(HTC)
今回でまだ3戦目ですし、頓挫後の休み明けや距離延長といった色々なことが重なっていたことも伸びあぐねた原因と言えるかもしれませんね。
ただ、それを考えても調教での良さ(特に先週のコントレイルに先着したこと)を見てしまうと、勝って欲しかったと思ってしまいます(^^;
でも、まだまだこれからですし、何よりも矢作調教師の期待している馬ですからね。
次走ではあっと驚くレースぶりを見せてくれるかもしれませんし(^^♪
【バスラットレオン】京都2歳ステークスの結果まとめ
今回の京都2歳ステークス(GⅢ)では期待をしていましたが、残念ながら6着。
ここでの結果次第で、来月の2歳GⅠホープフルSを考えていたとの情報もありました。
しかし、今回の結果から次走は距離短縮も考えられることから、来年の目標はダービーからNHKマイルCへと変わるかもしれませんね。(ちょっと気が早すぎるかもしれませんが・・・(^^;)
ただ、まだ3戦を走っただけの若馬ですから、全然悲観することもないですし、今後の成長次第でまだまだ変わってくるでしょうからね。
今後の成長過程を楽しみに応援していきたいと思います(^^♪
※出資馬画像、コメントはクラブホームページ(広尾サラブレッド倶楽部)より許可をいただき掲載しています。