【広尾サラブレッド倶楽部出資馬近況⑭‐3】
昨日、2月13日の阪神競馬でエベーヌとゴッドシエルがそれぞれ未勝利戦に出走しました。
結果はどちらも大敗・・・(^^;
2頭ともに戦前から言われていた弱点がモロに出てしまった形。
特にエベーヌに関しては、ここまで酷い結果になるとは思いもしませんでした・・・
今年の広尾出資馬で最下位は何頭目になるでしょうか。
馬に責任はないし、責めるべきは「自分の見る目の無さ」なんですけどね(^^;
今回は2頭まとめて書きたいと思います。
【エベーヌ】の結果
【レースぶり】
差のないスタートから、前半は促されながら中団の後方を追走。3角より徐々に馬群から離されてしまい、結果12着での入線となっています。
引用元:広尾サラブレッド倶楽部
今回、スタートは遅れることなく出てくれましたが、その後は促されつつの追走。
3コーナー辺りから徐々に後退し、結局最下位の12着。
新馬戦と同様に大差負けとなってしまいました(^^;
さすがに2戦続けてのこの結果は凹みますね。
精神面の弱さがモロに出てしまいましたが、これでは何度走っても結果は同じでしょうね。
勝ち上がりは厳しくなってしまいました。
【エベーヌ】陣営のコメント
関係者のコメントをそれぞれ見ていきます。
【坂井騎手のコメント】
2コーナーで競馬を拒否するような格好になってしまいました。もうその後は、何をやっても進んで行こうとしてくれなかったです。
引用元:広尾サラブレッド倶楽部
2コーナーで既に走ることを拒否していたんですね(^^;
もともと気が強いと言われていましたが、少しでも嫌なことがあると走ることを止めてしまう・・・
能力があっても精神面で危うさがあると、競走馬としては大成できませんよね。
【高柳調教師のコメント】
調教でも色々と工夫した上でレースに臨んだのですが、デビュー戦の時と変わらない結果になってしまいました。本当に申し訳ございません。二度目のタイムオーバーにより、しばらく出走できませんので、今後については馬の状態を見ながら、また相談させてください。
引用元:広尾サラブレッド倶楽部
色々と工夫をして調教も行ってくれていましたが、精神面は直ぐに良くなるものでもないですからね(^^;
さすがに2度目のタイムオーバーで、今後は厳しいかなと思います。
【クラブのコメント】
1角の入り口でやめようとするのを促されながら、何とか取り付いて行ったものの、2角で外から来られたのを機に完全に拒否。馬っぷりは悪くないですし、レース後の心臓チェックでも「異常はなく、全く走っていない状態」(獣医師)とのことですから、能力云々の問題ではなく、精神面に尽きるのではないでしょうか。なお、現状に鑑みて、今後は再ファンド(地方出戻り策)により中央再登録を目指していくことも視野に入れ、調教師と方向性について協議を進めていく予定になっています。
引用元:広尾サラブレッド倶楽部
1コーナーで既に止めようとしていたとは(^^;
そうなると競走馬としての資質にも問題がありそうですね。
当初から馬っぷりは良かっただけに、期待をしての出資でしたが、ここまで走らないとは思いもしませんでした。
今後は再ファンドからの再登録を目指すとのことですが、精神面の成長が見られれば前進があるかもしれませんが、どうなるでしょうか。
【ゴッドシエル】の結果
【レースぶり】
まずまずのスタートから、道中は宥められながら中団より後方を追走。勝負所を過ぎて徐々に余力がなくなってしまい後退。結果14着での入線となっています。
引用元:広尾サラブレッド倶楽部
スタート直後に両側から挟まれていましたね(^^;
その後は行きたがる様子を何度も見せていましたし、それを抑えつつの追走に見えました。
そうなるとこの距離では持ちませんよね・・・
結局、3コーナーから4コーナーにかけて徐々に後退し、最下位の14着でゴールとなってしまいました・・・
【ゴッドシエル】陣営のコメント
関係者それぞれのコメントです。
【坂井騎手のコメント】
気持ちもそうですが、ハミを噛んで一生懸命に走りすぎますので、終いに脚が残りませんでした。ワンターンの1400~1600mくらいの方が競馬自体はしやすいのかもしれません。
引用元:広尾サラブレッド倶楽部
調教の時と変わらず、やはりハミを取って一気に走ろうとしてしまうようです。
エベーヌとは逆に、走る気があるのは良いのですが(^^;
坂井騎手の言うように、距離を短縮した方が良いのかもしれませんね。
【松永調教師のコメント】
とにかく気持ちの面で変わってこないことには、本馬の良いところを出せない状況ですからね。走ることに対して真面目すぎる点が少しでも良くなってくれば、内容や結果も変わってくるものと思われます。
引用元:広尾サラブレッド倶楽部
走ることに対して真面目で一生懸命走り過ぎてしまうこともあって、道中も気が抜けず、結果的に余力がなくなってしまいます。
調教時のキャンターでは「落ち着いて走れるようになっている」とありましたし、レースでもそうなってくれるといいんですがね(^^;
【クラブのコメント】
テンから抑えが利かず、頭を振って折り合いを欠く格好に。力んで回ってきた分、3~4角でゴーサインを出されてもお釣りがなく、最後は伸びあぐねる形となってしまいました。なお、このあとは、馬のテンションや飼葉喰いなどとも相談をしながら。持てるパフォーマンスを発揮するための方策として、去勢を行うことも検討していきたいと思います。
馬体重は440㎏と前走からプラス4㎏ほどしか増えていませんでしたね。
トレセンに入厩時には475㎏ありましたが、結局入厩して30㎏以上減っています(^^;
その辺りも気持ちの面が影響しているんでしょうか?
父エピファネイアのように気性の激しさが上手くレースに繋がってくれたらと思いますが、今後に関しては去勢も検討するとありますので、それで変わってくれると良いのですが。
【エベーヌ/ゴッドシエル】3歳未勝利戦結果まとめ
勝ち上がりを目指して3歳未勝利戦へ挑んだエベーヌとゴッドシエルでしたが、揃って最下位と残念な結果に。
今後に関しては、エベーヌは早々に再ファンドからの中央競馬への再登録を目指し、ゴッドシエルは去勢を検討し、気性面の改善を目指すことになります。
それにしても、今年の3歳勢は矢作厩舎のバスラットレオンとカイザーノヴァのみが勝ち上がっていて、他は勝負にならない馬が多すぎる気がします(^^;
まだこれからデビューを迎える馬も何頭かいますし、未勝利戦へと挑む馬もいます。
その中からバスラットレオンやカイザーノヴァに続く馬が出てきてくれることを願ってます。
※出資馬画像、コメントはクラブホームページ(広尾サラブレッド倶楽部)より許可をいただき掲載しています。